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おとな美術:色鉛筆/静物 -「時」に向かう

カテゴリ:デッサン油絵

  • 作成:辻悦子
◎櫻井浩一郎(50代) 在籍:おとな美術コース・デッサン油絵クラス 【感想】 時を経たものの美しさには常に惹かれます。古美術の時を経た味わい、街の中の朽ちたものや枯れた花の美しさ。この作品では、街で見掛けた古い壁を背景に乾燥しつつあるトウモロコシを描きました。 私の作品作りは、時間をかけて色鉛筆を重ねながら、納得のゆく色彩と絵画としての調和を探し求めるようなスタイルです。本来はもっとしっかりした構想力・表現力を身につけて、最初にイメージしたものを画面に再現するような書き方であるべきだと思います。しかし、制作中は迷い続けるばかり。今回もかなり長期間に渡って繰り返し色を重ねましたが、いつまで続けても完成には程遠い気分でした。「これでよし」と思えたのは、制作の最後の30分。 近頃は、迷い続けても制作を続ければ、きっと何とかなると信じて描き続けることもまた、楽しみになっています。
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