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鳥獣戯画の模写

カテゴリ:おとなクラス

  • 作成:辻悦子
◎感想/講師:中上佳子 『模写』は日本画を学ぶ為に、なくてなならないものです。先人が守り、後世へ伝え続けた作品からは、教わる事が非常に多いからです。このレッスンでは、国宝『鳥獣戯画』の中から好きな動物を選択して模写を行い、色紙の上で再構成して作品に仕上げます。 一言で言ってしまうと簡単のようにも思えますが、現代では墨と筆に触れる機会は殆どありません。ましてや、墨と筆で絵を描く事は、日常生活において全く無いといえます。つまり、生徒の皆さんも最初はまず『墨の線に慣れる』ところからスタートしました。線は、本当に正直です。緊張しすぎれば硬くなりますし、気持ちが下がってしまうと勢いがなくなってしまいます。初めは誰でも思うとおりにひけません。道具の扱い方や基礎技法をお伝えしたら、あとは自分で実践しながら感覚を掴んでいくしかないのです。 模写は過酷な作業でもあります。しかし、皆さんはこちらの予想を遥かに超える熱意で毎回練習に励み、更にはご自宅でも練習をされていました。それも楽しみながら!です。これが時代を超えても色褪せない鳥獣戯画の魅力なのでしょうね。そして、レッスンの回を重ねるごとに、線は目に見えて生き生きとのびのびと変わっていきました。 撮影された模写作品は膨大な練習を経たからこそ描くことの出来た一枚です。教えるということに限界を感じる事があっても、自分で学ぶということに限界は無い様に思います。生徒さんの描く線の変化を見て、そう実感しました。模写で学んだ線は、模写を越えて必ず自分の制作へと繋がっていきます。次はどの様にその線が活かされるのか、とても楽しみです。 *facebookに作品写真を追加しました。→☆
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