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自分で選び、自分で決める

カテゴリ:いけばな

  • 作成:辻悦子
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土曜特別講座 こどもいけ花クラス
◎感想/講師:吉田香倫(草月流師範)
 
今回は“秋”を意識した花材を使用しました。
トウガラシ類の実、ワレモコウやケイトウなどいけ花で使う秋の代表的な草花、そして今回も主宰の辻邸からヒュウガミズキ、チャノキ、ハランを提供していただきました。
 
みんなに同じ花材を使ってもらいますが、枝ぶりや実のつき方、葉の大きさなど、ひとつとして同じものはありません。これらの花材を見せ、子どもたちに自分が「これ使ってみたい」と思う枝や葉を選んでもらいました。同じものを選んだ時はジャンケンで。運もありますが、生ける前の花材を選んでいる段階からいけ花は始まっています。
 
ハランは青々とした葉ですが、2年ほど前に切り乾燥させてあえて茶色や黒っぽくなった葉も取り入れました。それを選ぶか選ばないかも生けながら決めていきます。全部の花材を必ず使い切らなければいけない、などのルールもないので、“あえて使わない”という選択肢もあります。
 
それらを自分で考え、選びます。
 
手にとって生けてみたけれど、「やっぱり違った。交換してもいい?」などの声も。
「ちょっと(茎を)切っちゃったんだけど…ごめんなさい」とも。
そう思う気持ちを聞けて嬉しく感じました。いろいろ試すことも、生の植物を扱っているということを意識できることも生けるにあたって、とても大事だと思います。
 
経験者も初心者もとてものびのび生けることができました。生け終えた時の表情がみなとても誇らしく、満足のいく作品ができたと感じてくれていたら嬉しいです。
 
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2017年度も土曜特別講座「こどもいけ花クラス」開講予定
詳細は決まり次第アップ致します。
 
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