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こどもいけばな/ゴッホのひまわりを手に

カテゴリ:いけばな

  • 作成:辻悦子
 
 
 
土曜特別講座:2020年6月27日

【感想】講師:吉田花倫

ようやく日常に戻りつつある生活ですが、気が抜けない厳しい状況がまだ続いています。

少しでもみなさんに楽しんでもらえたらと思い、人数の縮小はありましたが行うことが出来ました。一番新緑の美しい季節にステイホームとなり、春をあまり感じることもできずとても残念でしたので、思いっきり夏を感じてもらいたくて、ひまわりを用意しました。

ひまわりも色々な品種がありどれもとても素敵なのですが、今回はゴッホが愛したと言われるひまわりで、その名も「画家シリーズゴッホ」を中心にいけてもらいました。皆ゴッホを知っていて、「あのひまわり?!」という反応がとても嬉しく感じました。

花を手に取り、絵画のようにひまわりの角度を少し変えたり、同じ高さに並ばないように意識したり、花の咲き具合や大きさの違いに気づいたり。皆しっかり観察してからいける姿は本当に頼もしい。

初めていけばなを体験する子、複数回経験したことのある子、皆同じ花材でいけてもらいますが、それぞれ自分の“やってみたい”がはっきり見えるいけばなになったんじゃないかなと思いました。やってみたいと思っても形にすることは難しいです。それを最後までやり遂げることが力になっていると感じます。

いけばなは非常にたくさんの流派があり、その数は100以上と言われています。その中でもこのクラスで習う草月流はいけばなの三大流派の一つで自由度が高い流派なので、園児や小学生がチャレンジしやすいと思います。花や葉の配置一つで構成も雰囲気も変わるのですが、その組み合わせ方に個性が出ます。色合わせが上手な子、大らかでのびのびいける子、リズム良くいける子など。完成した互いの作品を見られることは複数で習うことのメリットです。頑張ったところ、楽しかったところなど、こだわりも聞けるので、私自身毎回たくさんの刺激をもらっています。花をいける土台は柔らかいスポンジを使わずにあえて針だらけの剣山を使っていますが、緊張しつつも丁寧に植物も剣山も扱えるようになるので、その順応の早さと所作の美しさに見惚れます。

こどもいけばなクラスは今年で6年目を迎えました。日本の伝統文化であるいけばなを身近に感じ、植物をもっと好きになって、知ってもらえる場にしていきたいと思います。

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【インスタグラム】

「アトリエ5_いけばな」

生徒さんの作品や活動風景をご覧頂けます。

フォローも宜しくお願いします。↓

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【次回秋のクラス】十五夜を楽しもう(予定)

2019年9月28日(土)

○10:30~12:00 残席わずか ○13:30~15:00 空席あり

中秋の名月直前なので、お月見を意識した花材を用意する予定。

天候等により仕入れ状況が左右してしまうので確定ではありません。

ご予約、詳細はこちら↓

https://coubic.com/atelier5/174376

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