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カブとバラ−2

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子

小学生クラス(低学年) 制作:2011年5月

◎感想/講師:中家総子
制作のねらい
・モチーフを五感を使って感じ取り、丁寧に観察して描く。
・そら豆、グリーンピースの緑を描き分け、かぶとバラのまわりを美しく飾る。
・自分の絵に似合う模様をデザインし配色を考え背景を塗る。

かぶの描写については前回お伝えした通り、2週目は悦子先生のお庭で大切に育てられたバラを描きました。

カクテルは咲きたては赤味が強く、中央が黄色味ががっています。咲いてから時間が経つと共に色素が抜けマゼンダ系の赤に変化します。咲いたばかりのものから、枯れてしまう直前のものまで用意し、子供達が描きたいバラを選びました。時間と共に変わる微妙な色合いをクレパスの色混ぜで作っていきます。
綺麗なバラばかりでなく、雨に濡れて少し傷んだものや、花弁が少し茶色にくすんでいるものも選んで描いてくれていました。心を込めて花を描く事で命を想う優しい感性が育ってくらたらと思っています。

背景はかぶやバラが喜ぶような模様を鉛筆で描き入れて絵の具で色を塗りました。デリケートな描写をした時はモチーフを引き立たせるために同系色で仕上げることが多いのですが、今回はかぶの白が絵の中で主張してくれるので、いろんな色の組合わせを楽しみながら背景を作っていきました。お洒落な布のサンプルを紹介し自分の絵に似合う模様を考えてもらいました。チェックや点々…模様が入ると個性が出て一気にその子の絵になります!

絵は今週返却です。かぶの白とバラの赤のコントラストの美しさや背景のユニークな模様をどうぞお楽しみ下さい!
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