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春日/冬のクロッキー

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子
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◎アシスタント:春日千尋

皆様今年もアトリエ5をどうぞよろしくお願いいたします!
あけおめ~と元気よく入ってくる子ども達。
あれ?皆ちょっと大きくなってない?
皆お年玉を貰うと背が伸びるのかな?などと講師本田は言っておりました。

さて、最初のレッスンは、人物クロッキーです。
このクロッキー、10分で描いたんです。
しかも、消しゴム無しで!鉛筆の線の緊張感伝わりますでしょうか。

今回は、ポーズやモデルを変えて休憩を挟みながら
10分間で1ポーズを、4回行いました。
絵が途中でも(顔がのっぺらぼうでも!)10分でおしまい。
ホップステップジャンプのように、テンポよく心を研ぎ澄まして
描く手と気持ちを10分間に集中します。

休憩時間に、皆でデイビットホックニーの画集を見ました。
ホックニーは、イギリス生まれでアメリカで活躍している画家です。
油絵、イラスト、フォトコラージュや版画など、とても色々な作風があり、
多面的な画家です。
そんなホックニーの、一番根っこにあるのは、母親や友達を描いた
クロッキーだと思います。今回の、子ども達と同じです。
子ども達、画集を見ながら、本当に同じ鉛筆なのか
ちょっと怪しんでいる感じでした。
「ホックニーは、鉛筆の線が途中で切れていないね。
皆も、今度は、線が切れないように描いてみよう。」
最後のクロッキーでは、子ども達に具体的な目標を掲げてみました。
一本の線に対する集中が素晴らしかったです。

ホックニーは、「好きなものを好きな場所で好きなように描く」
そのようなことを言っていました。
その言葉は、絵が楽しく好きでだからこそ、たくさん描きもっと自由になりたい。
という願いの言葉だと思います。
好きだから上手くなりたいと思う子どもと同じだと感じました。

人物クロッキーは、その子が「どうやって世界を見ているのか」
を残す記録です。
世界を興味深く発見できる力から、物事をもっと複雑に見ることができるようになったりと
グラデーションのように変化する子ども達の成長を描き残す。
というのがアトリエでのクロッキーのねらいです。
どうぞお家にスケッチブックを持ち帰った時には、子どもと一緒に
クロッキーの変化を見てください。 
子どもも、一回一回、真剣に描いているので誇らしく説明してくれると思います。
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