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ぼかしで表現する遠近感

カテゴリ:色鉛筆画

  • 作成:横山 大河

櫻井さん-編集後3 

第3回~5回の色鉛筆講座では、3回に渡り「ぼかしによる遠近感の表現」を学びました。

色鉛筆はグラデーションを細かく調整しながら描く事ができるので、この技法が使えるとぐっと表現の幅が広がります。

 

今回の課題では、木片を3つ配置し、どれにピントを合わせるかの設定から始めました。ピントを合わせた木片からの距離に応じ、その他の木片をぼかして描く事で、遠近感を強調したり、主役となる木片を目立たせる事が出来ます。

設定したピントに応じてぼかして描く部分については、見えているそのままに描くわけではないため、今までの課題より難易度は高めでした。

しかし、その分画面の隅々にまで意識が及ぶため、完成作品も習作という事を超えて、1つの絵としてより表現力の強いものになったと思います。

 

今回は静物画でしたが、風景画や人物画にぼかしの表現を取り入れてみても面白いかも知れません。

まずは、対象をしっかり立体的に描けるという基本が大切ですが、基本が身に付いてきたら、ステップアップとして色々な描き方を試してみると、新たな発見があり良いと思います。

 

また、絵ではなく写真なのですが、実際にぼかしの効果を利用している作家さんがいるのでご紹介します。

本城直季さん

実際の風景なのですが、画面の周りをぼやかす事で、ミニチュアのジオラマのような不思議な光景となっています。

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