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渋谷/6月の絵本棚:瀬川康男

カテゴリ:親子クラス

  • 作成:辻悦子

◎親子クラス講師:渋谷葉子

先月は「母の日」にちなんで「おかあさん」をテーマに選書しました。今月も同じ流れで「 おとうさん」をと考えていたのですが、心に留まる絵本が見つからず、変更致しました。「おとうさん」の絵本でお薦めの作品がありましたら、ご紹介下さい。

さて、今月の特集は「瀬川康男さん」です。「いない いない ばあ」というと頷かれる方も多いのではないでしょうか?優しい色使いとタッチの作家さんです。私も数年前まではこの作品しか知らなかったのですが、2011年夏にちひろ美術館で遺作展があり、初めて瀬川さんの作品を拝見し、幅広い画風にとても感動しました。若い頃からさまざまな画風を会得しようとどん欲に学び、修練を重ねていたそうです。それは絵本画家になっても変わらず、物語の「文体をつかみとりたい」と常に新しい挑戦を試みていました。そして、晩年はタブローで瀬川さん独自の世界観を編み出しました。

☆ 「いない いない ばあ」 作/松谷みよ子 松谷さんが「あかちゃんの文学」を作ろうと誕生させたこの絵本は、長いこと親しまれています。他にもシリーズで9作出版されています。 ☆ 「ふしぎなたけのこ」 作/松野正子 物語のテンポの良さと、横長の画面が絵巻物のよう。第一回世界絵本原画展グランプリ受章。 ☆ 「ばけくらべ」  作/松谷みよ子 きつねとたねきの化かしあいのお話。墨を使った日本画の色彩とダイナミックな作風で、物語に引き込まれていきます。 ☆ 「ことばあそびうた」  詩/谷川俊太郎 谷川さんの歌のようなリズミカルな詩と瀬川さんのタブローとがベストマッチしたステキな絵本です。 ☆ 「ふたり」  作/瀬川康男 「トムとジェリー」を思わせるようなネコとネズミのふたり。ユニークな言葉遊びと動画のような躍動感溢れる絵がとてもステキ。大人も子どもも楽しめます。 ☆ 「きつねの よめいり」  作/松谷みよ子 おじいさんとキツネの交流を描いた心に残る作品です。淡く優しい色彩が物語感をより深めます。 ☆ 「やまんばの にしき」  文/松谷みよ子 やまんばのというと怖いイメージがありますが、なかなか豪快で愛らしささえ感じます。民話絵本の先駆けとして刊行され、ベストセラーとなっています。 ☆ 「ぼうし」  作/瀬川康男 桃太郎や金太郎、昔話の主人公が麦わら帽子をかぶり「あなた、いつまでかぶっているの?」絵本にっぽん賞受章。タブロー絵本の最高傑作!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 親子クラスに遊びにきませんか?

いよいよ梅雨到来!お家に籠っているとパワーをもて余しますよね。 親子クラスで絵の具にまみれて、お子さんもママも思い切り弾けてみませんか?

日    時/6月19日(金)     10:30~11:30 持ち物/ こちらで用意致します。 親子共、汚れてもいい服装でお越し下さい。 体験代/ 1,500円 お問合せ    ☎044−411−5154

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