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渋谷/7月の絵本棚:佐野洋子

カテゴリ:親子クラス

  • 作成:辻悦子

◎親子クラス講師:渋谷 葉子

今月の絵本棚は、没後5年を機に神奈川近代文学館にて企画展が行われます『佐野 洋子さん』をテーマに選書しました。佐野さんは絵本の他に童話やエッセイ、翻訳と幅広い分野で活躍されました。絵本においては読み終えたあと、ジ~ンと心に染み込んでいくような余韻が残り、むしろ大人に向けてのメッセージが込められているようで、大人のファンが多いのもうなづけます。この機会に是非足をお運び下さい。

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『佐野洋子展』

場所/神奈川近代文学館 期日/7月25日(土)~9月27日(日) http://www.kanabun.or.jp/exhibition/3179/

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「100万回生きたねこ」 佐野さんの代表作。100万回死んでも悲しくなかったねこが、はじめて愛することを知り、愛する者を失って涙を流すのです。 ☆ 「ねえ とうさん」 くまの子どもが、久しぶりに帰ってきたお父さんと一緒に出かけ、お父さんの力強さと優しさに気づく、心温まる絵本です。 ☆ 「だって だってのおばあさん」 だってわたしはおばあさんだから。それが口癖のおばあさん。99才のお誕生日にろうそくが足りなくて5才になりました。だってわたしは5才だもの!新しい生活が始まります。 ☆ 「ちょっと まって」作/岸田今日子 女優の岸田さんが娘宛に作られたお話。ねずみのシムくんはとっても忘れん坊。お母さんのお使いで仲良しまゆさんの家へ。途中、動物たちに次々と伝言を頼まれて、忘れないように色とりどりのリボンを身体に結んでもらいますが… ☆ 「おれは ねこだぜ」 ねこは鯖が大好き!ところがある日、鯖の大群が空をとんでねこに襲いかかってきます。大人も子どもも笑えるナンセンス絵本です。 ☆ 「おぼえていろよ おおきな木」 邪魔に思っていた木を切り倒してせいせいするはずが、なんだかさびしい… なくしてみてはじめておじさんは木が自分を支えてくれていたことに気づくのです。 ☆ 「わたしのぼうし」 赤い花のついたわたしのお気に入りのぼうし。ところがある日、そのぼうしが汽車の窓からとんでいってしまってのです。 ☆ 「空とぶライオン」 毎日空をとんでは、ねこたちにえものをごちそうするライオン。でも、本当はとても疲れていて、ある日空から落ちて動かなくなってしまいます。 ☆ 「おじさんのかさ」 りっぱなかさがぬれるのがイヤで、かさをさそうとしないおじさん。ある雨の日、子どもたちの歌をきいておじさんは、はじめてかさを広げてみました。すると…

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◎お奨めの絵本屋さん:『ともだち書店』

私が毎月足を運んでいる日吉の絵本屋さん『ともだち書店』が、子育て応援BOOK「こどもと読みたい絵本200」に紹介されました。元々のオーナーさんがお引っ越しされる際に、お店を愛するお母さん方が引き継ぎ、今年で40年を迎えます。小さなお店ですが、つい時間を忘れてしまいそうな、ほっこりと居心地の良い絵本屋さんです。時には育児について悩みごとを聞いてもらえる、ママたちには有難い場所です。駅から少し歩きますが、お散歩がてらいかがでしょう?

また、毎月第1土曜日の夜7時から私の友人がフルートでジャズコンサートを行っています。お酒とおつまみの持ち込みO.K. 男性の方も大歓迎です。

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