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愛情を込めて育てる

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:春日 千尋

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冬の工作は、春の訪れをテーマに羊毛を使った作品を作っています。来年3月に行われるアトリエ5の展覧会で、お客様を華やかに迎えるために、そしてお家に飾ってみんなが笑顔になるように。そんな気持ちを込めて作品を作ろう!初日は、自分の担当の色を決めて、ふさふさの白い羊毛とカラー羊毛を一枚のフェルト生地にする作業をしました。

束の状態の羊毛を、解し石鹸水を振りかけて、ひたすら擦ります。 最初は、なかなか擦る感じがつかめず、 先生!こう?こう?わかんなーいー!!と結果が直ぐに表われないことがじれったそう。 そんな悪戦苦闘の子ども達を横目に、誰もあなたの作品を作ることは出来ないのよーと講師。

まだ擦るの〜?と言いながらも、少しずつ羊毛が絡まり合い一枚の布になってきたことを手の平で感じると、とたんに「凄い!布になった!」と嬉しそう。講師が、「赤ちゃんのほっぺを撫でるみたいに撫でて」と言うとさっきまで、ゴシゴシ擦っていた子も、優しい手つきになりました。

 

普段は、沢山の愛情を受けている側の子ども達が、自分の作品を慈しむような優しい手つきで撫でて愛情を込めている姿に、作品って手塩にかけることだよな。と気づかされます。 上手くいかなくても、諦めないで自分の作品を育てていく。失敗だって、諦めなければ、いくらでも魅力に変えられる。 全7回をかけてじっくり仕上げていきます。 この工作がみんなを笑顔にする素敵な作品になりますように。

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