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森のものがたり

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子
幼児クラス:空想画/制作 2012年9月
◎感想/講師:山田 稔子
「森」と聞いて、何を思い浮かべますか?物語や童謡などの舞台としてはよく登場しますが、町に住んでいる私たちには、実際には森はそう近くない存在。だからこそ、空想が膨らみます。
今回は紙テープの貼り絵をきっかけに、みんなの「森」をつくっていきました。茶色と緑色の紙テープは、「水張りテープ」です。本来は水彩紙や和紙などが制作中に波打たないようパネルに張るために使われるもので、裏面には糊がついています。このテープを、ビリリとちぎって、丸めてシワをつけ、また開き、糊のついた面を湿らせて藍色の画用紙に貼付けていきます。
まっすぐ上につなげて細長~い木にしたり、枝がいっぱいの木になったり、積み木のように小さな木がたくさん並んだり。貼り方の凝りようにも個性が出ます。子どもたちだけの、なんだか不思議なかたちの森。
「さぁ森の中をお散歩してみよう、何がいるかな?何が起こるかな?」動物さんや虫さんが飛び出すかな・・・との予想でしたが、子どもたちからは「かいじゅう!」「おばけ!」の声(笑)。空想の森だから、もちろんそれも大ありです。暗色の画面に触発されたところも大きかったのでしょう。白や明るい色のクレパスも、発色が違って見え、新鮮です。
木の実、きのこ、湖、雨つぶ、虹、オーロラ。蛍、お星さまにお月さま、光る宝石、地下の秘密基地。いろんなお話の飛び出す、わくわくする森!ひとつひとつも素敵だけど、みんなの作品をずらりと横につなげて並べると、また大きな、たのしい森ができました!
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