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冬の工作−8

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子

幼児クラス 制作:2010年11月〜12月(全6回)

◎制作のねらい
・麻布の落ち着いた色と毛糸の色の響きあいを楽しむ。
・おさんぽする気持ちで一針一針丁寧に一本の線をつくる。
・家族の思い出のボタンや布を取り入れ、何年たってもお家に飾って楽しめる作品をつくる。

◎感想/講師:中家総子
幼児さんの冬の工作も小学生クラスと同じく2ヶ月かけての刺繍の取組みでした。針と糸を使うのが始めての子も、アトリエや幼稚園やお母さんのお手伝いでやったことのある子も、みんな最初は縫う練習をしました。

「3,2,1,ロケット発射!ピュ〜!」の掛け声で一斉に針を通します。糸が絡まってしまう子がいるとほどくのを待ってもらいみんなで同時に縫います。針を使うのが不安そうだった子もいつの間にか笑顔で和気あいあいです。5針目からはその子のペースで、じっくりと練習してもらいました。年長さんは小学生の子とほとんど変わらないくらい細かく縫えていてさすがです!

チクチクのテーマは小学生クラスと同じく「おさんぽ」です。本番でまずは一本、お散歩の線を縫ってもらいました。最初は糸が抜けてしまったり、絡まってしまうことが多かったのですが、回数を重ねるごとに、だんだん行きたい方向に自由自在に縫えるようになり、器用な子は針に糸を通すことも自分で出来るようになりました。途中で色を変えて一本の線をじっくり作る子や、沢山 の線を並べて縫う子、一人一人違っていて、その子の個性が出ていて素敵です!「サンタさんに見てもらえるようにがんばろうね!」の呼びかけに「ちくちく増やそう!」「もうちょっとやってみよう!」と小さな手で一生懸命に縫っている姿がとても愛らしかったです。

チクチクの線が終ったらボタンを付けて周りを飾りました。赤ちゃんの時のお洋服のボタンや、おとうさんおかあさんのボタン、家族の思い出でで作品が彩られていきます。布は沢山ご用意していただいた中から、麻布に合うもを選び厚紙に貼り付けボタンにして作品に取り入れてみました。一番最後に鈴をつけたら完成です。

思い出の品を取り入れたことで、いつまでもご家族で楽しんでいただける宝物ができたとおもいます。材料のご協力ありがとうございました。ツリーのそばに飾って楽しいクリスマスと幸せな年末をお過ごし下さい。
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