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山田/ある日の幼児クラスーおまけの造形あそびー

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子
◎感想/講師:山田 稔子
幼児クラスのレッスンでは、子どもたちによってペースもいろいろ。制作を一斉に始めても、仕上がりのタイミングが一斉とは限りません。じっくり派、さっくり派、また取り組む内容によってもいろいろ。みんなの制作のキリが早くについたときなどは、短時間で簡単にできる「おまけの活動」をしています。
ある日のおまけ活動。教室には油粘土がたくさんあります。作って壊して何度でも繰り返し遊べる油粘土ですが、それをひたすらちぎって、球に丸めて遊びます。「たいへーん、お客さんからお団子100個注文が入りましたぁ〜」などと声をかけるとキャッキャと喜んで手を動かす子どもたち。出来たお団子を床に1列に並べていくと、ズラーリ長い列。そのお団子粘土に割り箸を突き刺して、お団子どうしを繋いでいきます。「わぁ、迷路みたいになってきた!」横繋ぎだけでなく、上に繋ぎ合わせて高さを出したり、「三角トンネル、二階建て!」が出来て来たり、立体化。
ブロック遊びなどと似ているようですが、違う点は、壊れやすいところ。
「ああー倒れそう!だれか助けて!」「ここ、もうちょっと粘土つけると支えられるよ」「ねぇそっちと繋げて大きくしよう」「いいよ!届くかな」「全然足りない、もっとちょうだい!」
壊れやすいだけに、工夫や知恵が生まれ、仲間同士で自然と助け合うコミュニケーションが生まれます。そのうちに、仕切り屋さんが出て来たり、名補佐役、黙々と作る職人肌など、役割分担も自ずとできてきます。
あれれ、こっちが出来たら、あっちが崩れた!?「あ〜あ、もう〜」と言いながらも何だか笑顔。そして「お片づけ競争、よーいドン!」で、瞬く間にお団子粘土の迷路は消えました。
どうなるかわからない中に遊び合うことでできていくものは、形として残らなくても、とても大事なもののように思います。
遊び方・遊び心を、自ら探し、見つけ、創って、仲間を巻き込んでゆくこと、笑い合うこと。時々そんな活動も織り交ぜながら、見えるものも見えないものも、創ったり育んでいける教室でありたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【幼児クラス・7月の体験レッスン】 ☆通常のクラスに入り、レッスンを体験していただけます☆ 7月1日(水)13:30〜14:30 7月2日(木)15:00~16:00 7月3日(金)15:00~16:00 内容:工作〜夏のちょうちょ〜(絵の具、紙工作) (要予約)受講料:1500円
お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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