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渋谷/親子:感触あそび と子どもの発達

カテゴリ:親子クラス

  • 作成:辻悦子

◎感想/講師:渋谷葉子

親子クラスでは指先の感触遊びを大切に考え、年間計画にに粘土遊びを3回取り入れています。

1回目:小麦粉粘土…初めてのお子さんでも抵抗なく入れる 感触がよい 万が一口に入れても安全

2回目:油粘土…指先に手応えを感じる

3回目:テラコッタ…夏の暑い時期には、泥んこ遊び感覚で身体ごと楽しめる

まず物事を認識する場合、大人は知識や経験があるので初めての物でも見ただけである程度の予測がつきます。しかし、何も情報を持たない赤ちゃんは「なめる」ことで情報を獲得します。そして、1才半を過ぎるとそれは「触る」ことに変化していきます。2~3才の時期は一通りの機能が使いこなせるものの、まだまだ未発達な部分が多々あります。ですから、この時期は指先を使った遊びをたくさん取り入れる必要があります。それには粘土遊びが一番適しているのです。しかし、その遊びがあまりされていないのが現状のようです。

先月、幼児クラスでも粘土遊びを行いました。その時、お団子を作る子ども達の手元を見て、圧倒的に粘土の経験の少なさを実感しました。私の幼稚園教諭の経験でも、粘土は個人持ちで、何かの待ち時間に机の上で遊ぶというパターンが多かったように記憶しています。それはクラスの子ども達から聞いた情報からでもあまり変わりはありませんでした。

今の子は「作る遊び」というと赤ちゃんの時期から圧倒的にブロックが主流で、発達の段階をふんでBブロック、レゴブロックと形や大きさが変化していきます。確かに指先の訓練にはなります。つなげることで形にはなります。しかし、それはゼロからのモノ作りではありません。何もないところから作り上げることに喜びがあるのではないでしょうか?ブロックは簡単に形が作れますが、粘土は思うように形が作れる訳ではありません。しかし、自分で形を作り上げることで喜びがあるのです。また、子どもは大人が思うように完成形を目指すのではなく、作るという行為そのものが楽しいのです。「作っては壊し、壊しては作る」この繰返しを思う存分に経験してこそ、次にステップアップするのです。

そして、親子クラスではこの遊びをつなげて皆で共有し、楽しむことを目標にしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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