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横山/色鉛筆クラス:重色の組み立て方

カテゴリ:色鉛筆画

  • 作成:辻悦子

①固有色で陰影を描く  ②補色で陰影を描く

③固有色で全体を塗る/ ④ここまで描き進めた絵を見て、①~③の足りないと思う部分を描き足す

  【土曜特別講座・色鉛筆クラス】 制作:2015年6月29日 ◎感想/講師:横山大河 色鉛筆講座 第3回目では、果物や野菜など色のあるモチーフについて、固有色をつけつつ立体感や存在感を出す描き方を学びました。 第1回、第2回では共に白いモチーフを使いながら、主に陰影のつけ方を学びましたが、今回は色のあるモチーフです。色鉛筆では画材の特性上、固有色のあるものを描く時には、作品が完成するまで、色々な色に傾きながら目的の色に向かって行きます。(補色を使うためです。②の画像は一旦緑色に傾いています)そのため、まず最後に作りたい色をある程度想像し、その色にするためにはどの色をどのような順番で重ねるかを考えながら制作する必要があります。明るい部分はそのものの色を何度も重ねて鮮やかに、陰は補色を重ねて彩度を落とす、反射光のところは薄い色を沢山重ねて紙の目を潰す、などといった具合です。 今回、初めての色のあるモチーフという事で、みなさん戸惑いがあったかと思います。ですが、色や光の法則を知り、モチーフの固有色以外の色を思い切って重ねてみる事で、初めて幅広い色彩表現が可能となってきますし、目的の色を作るには、どの順番でどの程度重ねれば良いかなどの予測が立てられるようになってきます。時には自分の思っている色と全然違ってしまうこともあるかも知れませんが、そういったアクシデントも色鉛筆画の楽しみの1つだと思います。自分が予想していなかった色でも、見てみると意外に良いな!と思う事もしばしばあります。ぜひ色々な重ね方にチャレンジして頂けますと幸いです。 ※講師のホームページのトップ画面が、今回の講座の制作過程のアニメーションになっています。よろしければ参考にご覧下さい。 → 横山大河ホームページ:http://yokoyama-taiga.sakura.ne.jp/   さて、次回の講座では、モチーフだけではなく背景も含めて描くことで、画面全体を意識する、またモチーフと背景との関係について学びたいと思います。 7月25日(土)8月1日(土)13:30〜16:30 定員:先着8名様 受講料:会員 2,700円/回
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