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ジョセフ・コーネル

カテゴリ:ツジエツコ

  • 作成:辻悦子
千葉の川村記念美術館で開催中の、箱のアーティスト・ジョセフ・コーネルの展覧会に行ってきました。今回は展示室が暗く、壁面には小さな星がたくさん鏤められていました。コーネルの箱に込められた小宇宙をゆっくり巡り鑑賞する趣向です。さらに高橋睦郎の詩とのコラボレーションで、洗練された空間になっていて、時間を忘れてしまいました。記念に出版された『箱宇宙を讃えて』 を購入しましたが、珍しいフランス綴じで困惑しています。

見えない天使?
それともキューピッド?はささやく
正装なんか捨てちゃえ
人間なんか脱いじゃえ
裸にならない限り
光の国には はいれないよ

あと、昨年の「マークロスコ展」も、心に深く残る展覧会でした。昔から大好きな作品群でしたが、本物は色だけでなく絵の具の質感に圧倒され、祈る様に描かれた画布の前に立ち尽くしてしまいました。色が持つ意味性。。。私が子供クラスで「同系色」の混色にこだわる訳もここにあります。帰りにミュジアムショップで、フランクステラの小さなピンバッチを2個買いました。とてもきれいです。

鑑賞後は、いつもの様に池を一周しました。自然散策路はあまり手が入り過ぎる事が無く、雑草も伸び伸びでそこも気に入っています。仕上げに様々な「緑の同系色」を体感し大満足!いつも通り至福のひと時でした。あじさいも莟をたくさん付けていたのでまた行きたいと思います。ちょっと遠いけれど、武蔵小杉から総武線に乗れる様になったので助かります!

中高生クラスは、6月からコーネル作品を学び、箱のコラージュ制作に入ります。色ガラス・石塑粘土・銅線・楽譜・写真・ビーズ・毛糸など素材の準備はほぼ完了です。子供クラスで絵画・工作・版画・油絵など、様々な表現で腕を磨いてきたメンバーが、思春期になって「作る」にふさわしいテーマ設定と技法を用意しました。お楽しみに!
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