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吉田/こどもいけ花「初夏:水をいかす」
[いけばな] 2015.06.29
吉田/こどもいけ花「初夏:水をいかす」
■土曜特別講座「こどもいけ花クラス」各回募集 感想/講師:吉田香倫(草月流師範) 制作:2015年6月27日(土) 雨の多い季節になって、蒸し暑い日が増えてきました。 今回はそんな蒸し暑さも吹っ飛んだらいいなと思い、水を生かし、涼しげに見える透明のサラダボールのような大きな器で、いけました。   いけばなは気持ちがとてもダイレクトに表れるものです。 思いを形にする難しさもありますが、そこが楽しさでもあります。   いけばなには花材の長さ、剣山などに刺す角度などが決まっている「花型法」というものがあり、それにはいくつものパターンがあります。 ですが、今回は決まった花型をやらず、「自由花」という、自由に長さも角度も自分で決めて生ける方法をとりました。 生ける前にいくつかの変化に富んだ作品の写真をみんなに見てもらいました。 「わぁ。。」「あ、イメージできた!」「そんな風にやっていいの?」など声が上がり、みんなすぐに生け始めました。 葉を裂いたり、まるめたり。いけばなというより工作?!のような時間です。 でも思った位置で動きを止められないでいる子供たちに秘策(!?)を伝授します。 すると、歓声があがり、すいすいとモノにし表現に変えていきます。 最初の花材が決まると、そこからはあっという間。 手際もよくなり、大人にはない潔さで生け終えてしまいました。 みんなについていくのが大変なほどです。 ちょっとしたコツとやり方で、表現の幅が広がったかな、と感じました。   工作と似たところもありますが、いけばなの魅力のひとつは「生きている」ことだと私は思います。 水がしっかりあがらなければ、すぐに黄色くなって枯れてしまうし、水に深くかぶっても腐ってしまうこともあります。 生けた時の美しい状態がずっとは続くわけではなく、それは1週間かもしれないし、2日間だけかもしれない。 1週間花がもっても、その間に少しずつ首が垂れたり、花びらが減ったりもします。 そういう生きているもの(植物)を扱っているんだ、ということ。 同じ種類の葉、花、本数も皆同じですが、葉の向き、花の咲き具合など、またとして同じものはないのです。 同じ花材のようで全く同じではない。そこに生け手の気持ちが加わり、一つ一つ違う作品ができます。今回、それがとてもよく表れた作品になったと思います。   生け終わって感想を聞くと、「楽しかった」と「難しかった」の声。 真剣に取り組んだから出る言葉だと思いました。 技術も表現も回数を重ねると、どんどん身についていくものです。 次回も楽しみです。 ~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~ 次回のお知らせ 8/1(土)盛夏のいけばな <ご予約>お申し込みは開催日の一週間前までにアトリエ5まで直接お願い致します。 ☎044(411)5154 E-mail : atelier5@mac.com <お願い>申し込み後のキャンセルは花材の準備のため開催日2日前までにご連絡ください。 前日~当日のキャンセルは花材を当日取りに来ていただきます。 <費 用> 前納制 アトリエ5会員 受講料1,620円+花材費1,500円 計3,120円(税込) 非会員     受講料1,940円+花材費1,500円 計3,440円(税込)
吉田/こどもいけ花「春:色を楽しむ」
[いけばな] 2015.06.01
吉田/こどもいけ花「春:色を楽しむ」
◎感想/講師:吉田香倫(草月流師範)  今年は“春”が短く、あっという間に“夏”のような強い日差しの日が増えました。 まだ5月ですが、花屋さんにも“夏”の花がもう並んでいます。 今回のテーマは「色を楽しむ」です。 夏を先取りしたような明るくて元気の出る色の花を使って生けこみました。 その花々を見て「みんなの知っている花はあるかな?」の問いかけに 「うん!あるー!」と言って知ってる花の名前を教えてくれました。 「ひまわり!」「カーネーション!」「シャクヤク!」 思いのほか、たくさんの花の名前が出てきて驚きました。 学校や自宅で咲いているのをみたことがあるのでしょうか。 普段から花に興味を持っていなければ、なかなか答えられるものではないと思います。 とても嬉しく感じました。 花を手に取り、いざ生けこみを始めます。 花の長さを決めることが一番難しく、迷うところです。 基本の長さが決まっているとはいえ、最後の判断は子どもたちに任せます。 花と向き合う子どもたちのまなざしは真剣で、それぞれの思いは生けた花に表れます。 見ている私にとっても、嬉しく楽しい時間です。 同じ花材、同じ花器でも、同じ作品にはならないところが面白いです。 集中して自分の花しか見ていなかった子どもたちは、周りの友達の作品を見て、 ちょっと驚いた顔をしていたのも印象的でした。 “いけばな”はとても自由で、正解も間違いもありません。 それを体感することができたのでは、と思います。 今回使用したヒマワリやシャクヤクは日ごとに花が開き、いけた時とは違う表情を見せてくれるので、 自宅に持ち帰ってからも楽しみが続きます。 その違いに気づいてくれるかな? そして、前回も感じたことですが、戸惑うのはほんのはじめだけ。 覚えの早さと決断の潔さは、見習いたくなるほど。 子どもたちの自由な発想をもっともっと引き出せるよう、私も頑張らねば!! また次回のレッスンも楽しい時間にしたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebookに写真を追加しました。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【初夏のいけ花・テーマ:水をいかす】申込受付中! 時:6月27日(土)10:30〜12:00 所:アトリエ5 受講料/会員:1,620円+花材費1,500円=3,120円    非会員:1,940円+花材費1,500円=3,440円 *見学のみご希望の方もお気軽にお問合せ下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
辻 /こどもいけ花クラス・生徒募集!
[いけばな] 2015.04.20
辻 /こどもいけ花クラス・生徒募集!
◎サロン5・いけ花クラス:辻悦子 毎月2回木曜日の午前中に、草月流の古家賀苑先生をお迎えしてお稽古をしています。今回は、新緑輝く庭で爽やかな風を感じながら生けました。写真右の吉田香倫さんは、今年度から本格始動する「こどもいけ花クラス」の講師を務めて頂きます。初回のご予約も始まりました。定員制のためご希望の方はお早めに!私もお手伝い致しますのでどうぞ宜しくお願い致します。 ===== ◎土曜特別講座・こどもいけ花クラス講師:吉田香倫(草月流師範)写真右端 ↑ 本年度より、一年を通して四季折々の花を使った「こどもいけ花クラス」を開講します。(全6回) 「いけ花」を通して自然と親しみ、花の持つ色、香り、感触など五感を使って季節を感じてみませんか。基本の花型であるバランスや、いけ方も楽しみながら学んでいきます。 対象:年長〜小学生 *定員:各回8名(先着順) 保護者の見学自由 場所:アトリエ5 *持ち物:特にありません 受講料:会員 1,620円+花材費1,500円=3,120円 非会員 1,940円+花材費1,500円=3,440円 【春のいけ花】5月30日(土)10:30〜12:00  テーマ:色を楽しむ ご予約:☎044(411)5154 (10:30〜18:00 休:日曜日)
辻 /春の5の会・募集開始!
[庭の四季] 2015.04.14
辻 /春の5の会・募集開始!
◎おとな美術コース/講師:辻悦子 こども美術コースは恒例のクロッキーで新年度がスタートし、おとな美術コースも新しい表現に挑む方が多く、いよいよ本格始動です。スタッフ一同、丁寧な指導に努めて参りますので、今年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 さて、恒例の春の5の会は、2011年から4年間を、秋谷のアトリエを拠点に開催してきましたが、葉山芸術祭と重なるなどの都合で、自宅の庭を解放しての元の形に戻る事になりました。本日より参加者募集開始です。OBOGの皆様も、この機会に元気なお顔を見せて下さい。お待ちしております。 自宅開催:https://www.atelier-5.com/event/event_otona/event04.html 秋谷開催:https://www.atelier-5.com/event/event_otona/event05.html 【春の5の会】 時:2014年5月5日(火・祝)17 :00~20:00 /所:辻の自宅+庭 雨天の場合は室内 対象:学生〜おとな・OBOG・スタッフ/先着15名 新しい庭で和やかに交流会を開催します。懐かしの写真部も復活です!是非ご参加下さい。 持ち物:料理1品又は参加費2,000円+おススメの絵本・画集・図録・写真集など・カメラ ご予約:4月25日(土)19:00〆切 レッスン時にお早めにお申し出下さい。
吉田/こどもいけ花クラス
[いけばな] 2014.12.01
吉田/こどもいけ花クラス
制作:2014年11月29日  *facebookに写真追加→☆ ◎感想/吉田 香倫(草月流師範) 「どんなことするんだろう。」「うまくできるかな。」 ちょっとワクワクドキドキした表情で教室に入ってきた子どもたち。 きちんと説明すれば、子どもたちでも扱える、やるからにはホンモノのいけ花を体験してもらいたいという思いで、使わない予定だった剣山ですが、急遽変更。 トゲトゲの剣山に、より一層緊張した様子の子どもたちでしたが、 花を手に取った瞬間から表情が変わります。 慎重に茎を切り、順々に生け続ける表情は真剣そのもの。 基本となる花を生けたら、あとはみんなの思いに任せ、それぞれがキレイだな、素敵だなと 思うところに自由に生けてもらいました。 大人にはない思い切り、潔さが次々と表れ、驚かされました。 クリスマスまであとひと月もありますが、ちょっとだけ意識して、クリスマスカラーを取り入れ、 花で降り積もる雪を表現したり、出来上がった作品の前に松ぼっくりを飾って楽しみました。 皆、同じ花材、同じ器を使いましたが、それぞれ全く違ういけ花ができました。 生け終わる頃には緊張はすっかり解け、子どもたちの顔にも花が咲いたような笑顔が! そして生け終わってからのお楽しみ。 それは1対1では得られない、複数でのレッスンだからできる“みんなの作品”をみること。 「わぁ、全然ちがう」 基本は同じでも、思いが表れるのがいけ花の面白いところ。 その時の気持ちやひとりひとりの性格が違うように、生けた花にも個性がみられます。 自分では気づかなかったことも、みんなの作品をみることで、新しい発見があるのです。 植物と向き合い「いける」ことの楽しさを学ぶことが一番のねらいです。 「またやってみたい」 そんな風に思って、もっと花を身近に感じてもらえたら嬉しいです。 ーーーーーーーーーーーーーーー 来年度(2015年)より こどもいけばな教室 本格スタート(年5~6回継続クラス開講予定)
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