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月の光−2

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子

幼稚園児クラスー聴想画
◎制作のねらい
・音楽を聞いて感じ取ったイメージで色をつくり、抽象的な絵画の色彩感覚や構成感覚を身につける。
・和紙のにじみで音の柔らかい印象を表現する。
・黒の画用紙を使用し、白黒のパステルでモノトーンの表現を体験する。
・水の運び方や混ぜ方、筆の洗い方等、絵の具の使い方の確認をする。

◎感想/講師:中家総子
今月は音楽を聴いてお絵かきする聴想画でした。曲は低学年クラスと同じく、ドビュシーの『月の光』です。
一回目は、床にごろんと横になり、目を閉じてリラックスした状態で音楽を聴いてもらいました。聞き終わり「どんなかんじだった?」と質問すると「かわいい音だった!」「気持ちよくて寝ちゃいそうだった。」と可愛らしいお答えが返ってきました。他には「森の中でお化けが出てきそう!」「夕焼けっぽい!」など想像力を膨らませてながら聴き入ってくれた子も何人かいて、発想力の豊かさとのびのびした感受性 に驚きでした。

音楽を聴いた後に、音からイメージした色を絵の具で3色作り和紙を染めました。みんな絵の具が大好きで毎回素晴らしい色をつくっていて指導する側もいつも感動するのですが、今回は特に!幼児さんが作ったとは思えないような深くて良い色合いができて、それが和紙の中で絶妙に混ざり合い、最高に綺麗でした!!

二回目は、黒画用紙の上に染めた和紙を丸く切り取り貼り付けました。周りは白黒のパステルで夜空のお絵かきをしました。描いた部分をこすると広がってぼかせることを発見し、みんな手を真っ黒にしながらお星さまや思い思いの夜空を描きました。

3回目、は綿棒を使い金色の点描で夜のお空を冒険しました。制作中に音楽をかけて雰囲気をつくると「お月さまの周りをお散歩しよう!」「天の川だ〜!それ〜!」と子ども達の世界に入り、わくわくと楽しい雰囲気でした。

美しい色と幼児さん独特の勢いのある表現が合わさった、それぞれの『月の光』が完成しました。是非ご自宅に飾ってご家族で楽しんでください!
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