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色の質を意識する 色鉛筆編

カテゴリ:色鉛筆画

  • 作成:横山 大河

櫻井さん編集後

大沼さん編集後

今回の講座では、前回に引き続き「色の質を表現する」事を学びました。前回は質に注目するため、色を省き鉛筆を用いましたが、今回はいよいよ色鉛筆での描写に入りました。

(鉛筆での描写の内容については→こちらをご覧下さい。)

 

紙の目を潰し、色の質を変えて描写する今回の課題ですが、色鉛筆には鉛筆のように硬さの種類がありません。そのため、紙の目を潰す場合は、「薄い色で筆圧を上げて描く」または「1度描いた箇所を消して、また描く」というやり方になります。

戸惑いながらも積極的に紙の目に対してアクションを起こし、それぞれ学びのある作品が出来たと思います。

ですが「色の質」という要素が1つ加わる事で、生徒の皆さんに少し混乱があったようにも感じました。陰影も描きながら…重色も考えながら…紙の目の潰し方も考えながら…と、色々な要素を同時に考えながら描くと混乱してしまうかも知れません。

 

そんな時は、1つの色には1つの要素だけを与えるようにすると良いです。

例えば、この色は影を描く色。この色は固有色を塗る色。この色は反射光の部分の紙の目を潰す色。などという具合です。そして、描く要素を変える際には、一緒に使う色も変えましょう。そうする事で自然と色の層ができ、複雑な絵になっていきます。

描きながら考えるべき事は多いですが、同時にやろうとせず、一つひとつの要素を積み重ねていくと、混乱せずに絵を進めて行く事ができると思います。

 

※2016年度から「初級コース」「上級コース」に分けて講座を行っています。初級コースの内容については、既に別のブログで紹介しているため、ここでは上級コースの内容を中心に紹介しています。

(初級コースの内容については→こちらをご覧下さい。)

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