ORIGAMI
カテゴリ:親子クラス
- 作成:辻悦子
渋谷 葉子
子どもクラスではおまけのカリキュラムとして、時々折り紙を取り入れています。手先の訓練、折る手順を学ぶ、60色の色紙による色彩の構成をねらいとしています。
折り紙は日本の伝承文化の一つで、今の幼稚園の基礎を築いたフレーベルがカリキュラムに取り入れたことで広まりを見せました。今では「ORIGAMI」と世界共通語にもなりました。
先日テレビを観ていたら「日本に来た外国人観光客が訪れる場所」のランキングで、なんと第一位がお茶の水にある『おりがみ会館』だったことにビックリでした。私もよく行きますが、色々な折り紙の材料を販売しており、たくさんの講座もあります。最上階では和紙を染める工房もあり、見学することもできます。マニア向けなのでご年配の方が多く、確かに最近では外国人の方も多く見られるようになりました。
私の折り紙との出会いは小学校1年生の時に入院し、お見舞いに頂いた本がきっかけでした。夢中になって折り、一冊すべてをマスターして大満足でした。再び火がついたのは保育科の授業で折り紙を学び、その後、創作の世界を知ったことでした。中でも盲目の折り紙作家、加瀬三郎さんには感銘を受けました。それから色々と足を運び、お教室や展示会などに通うようになりましたが、なかなか創作までには至りませんでした。そんな中でアトリエ5との出会いがあり、折り紙を教えることになりました。
東日本の震災の時に、皆で折り鶴に取り組みました。この時に、小学生で鶴を折ったことがない子の多いことにはビックリでした。
また、幼児クラスでも幼稚園であまり折っていないらしく、折り筋をつけるところからの指導です。時間はかかりますが、覚えると楽しいらし、もっと折りたいという気持ちが芽生えてきます。
最近ではスマホの普及で、検索するとたくさんの折り方が写真や動画で見ることができます。また、これからの夏休みには『おりがみ会館』で親子向けのお教室も開催されます。以前にアトリエの生徒さんが参加して、テレビチャンピオンで有名になった神谷哲史からカブト虫をもらって大変喜んでいました。
折り紙の本家である日本に、折り紙の素晴らしさをもっともっと知って欲しいと思います。