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夏の美術鑑賞会/自由に作品と向き合う姿

カテゴリ:小学生高学年

  • 作成:辻悦子

 

【鶴見綾香】

私は小学校1年生から高校2年生までアトリエ5でお世話になっていました。今は多摩美術大学の油画科に進学し、日々美術と向き合っています。

今回夏の鑑賞会に参加させて頂いて、多くの気づきがありました。まず子どもたちの美術に対しての意欲が凄いこと!歳が離れた子どもたちとどんな事を話そうか、緊張していた私に『絵画の見方』を開きながらどんどん質問してくる子どもたち。美術館に着く前からすっかり頭の中は絵のことでいっぱいな様子で、好きに年齢は関係ないと改めて気付かされました。

松方コレクション、入って一作目のモネの『睡蓮』から集中して鑑賞する子どもたち。暑さでヘトヘトになっていたのに、作品を前にすると目の色を変えてノートにメモ!そんな姿が印象的でした。

時間を忘れ、一つの作品に釘付けになる子、『この絵が見たかったの!』とメモをとりながら笑顔の子、『やっぱりもう一度見てくる!』と引き返す子、一人一人様々な鑑賞の仕方があり、自由に作品と向き合う姿に、個々の感性を大切にしながら仲間同士互いに高め合っていく、そんなアトリエ5は今も昔もずっと変わらないんだと改めて実感し、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

今回は素敵な鑑賞会に参加させて頂き、ありがとうございました。

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【宇野夏都】

先日の夏の美術鑑賞会で生徒さんの引率をさせていただきました、元アトリエ5生徒の宇野 夏都です。今私は東京造形大学のグラフィックデザイン学科の一年生です。アトリエ5には小学二年生から高校二年生まで通っていました。

今回の美術鑑賞会では、展示されている作品の数が多く、またさまざまな画家の作品が展示されていたのでとても刺激を受ける展示となっていました。その一つひとつの作品を生徒さんは吸収するかのように、自分のペースで鑑賞されていました。

私も何回か生徒だった頃に参加したことがありますが、今回の生徒さんみたいに限られた時間を有意義に鑑賞に費やすという行為や、熱心さを持って鑑賞するといったことをあまりしていなかったので、その姿勢に心打たれました。そして、私もまだ絵画や技法などわからない頃は、作品に食い入るように鑑賞していたなと生徒さんを見て思い出しました。

今回、生徒さんの引率をしているなかで生徒さんの作品に対する姿勢や学ぼうとする眼差しは、私に初心に戻ることや作品の見方を改めて考えさせられ、学ばせてくれるいい機会になりました。

これからのアトリエの生徒さんの描く作品を楽しみにしています。
暑い中お疲れ様でした。

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