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おとな/初級基礎デッサン合評会

カテゴリ:おとな美術

  • 作成:横山 大河

7月21日土曜日に、おとなクラス初級者基礎デッサンの合評会を行いました。

今年度よりおとなクラスのクラス数を増設した事もあり、新しくご入会された方が増えましたので、曜日を超えてお集まり頂き、皆さんの作品を見ながらの講評と生徒さん同士の自己紹介を行いました。

 

アトリエ5では、新規ご入会の方にはまず基礎を身に付ける意味で、鉛筆デッサンから始めて頂いています。

線の練習、紙コップ、グラデーションスケール、ガラスのコップなど、それぞれの課題をクリアしていく事で、だんだんと生徒さんがステップアップしていけるようにカリキュラムを組んでいます。

今回の合評会では、課題ごとに全員の作品を並べ生徒さんにもコメントをもらいつつ、講師がモチーフごとの特徴や課題の狙いを解説しました。

 

作品を並べてみて改めて感じましたが、同じモチーフを同じ画材で描いていても、本当に作者によって違いが出るのだなと思いました。

筆圧や線の引き方、使っている鉛筆の種類など人それぞれ違います。どの描き方が正解という事はないので、モチーフごとに自分の感じた事を最大限表現できるよう、色々な描き方に挑戦してみて欲しいです。

 

また生徒さんの自己紹介では、ご入会の経緯や普段のお仕事、アトリエで絵を描く時間が生活にどんな影響を与えているかなど、通常のレッスンではなかなか聞けないような話をお聞きする事ができ、我々講師陣にとっても実りある時間でした。

その方のバックボーンを聞くと、作品の傾向と重なり合う部分もあり「なるほど!」と腑に落ちる部分も多々ありました。

 

初級の方は、約1年間基礎デッサンの課題が続きます。基本的な物の見方や描写のテクニックを学ぶ事ももちろん重要ですが、自分がモチーフから感じ取った事を一番大切にして欲しいと思います。

自分がモチーフのどのような所に注目し、それを最大限紙の上に表すにはどうしたら良いか考えながら色々な方法を試してみて下さい。それを繰り返す事で自然と絵も変わっていき、枚数を重ねるごとに素敵な作品が出来上がっていくと思います。

これから皆さんの作品がどんな風に変化していくのか、我々講師陣も楽しみにしています!

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