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春日/5の画材:スケッチブック

カテゴリ:5の画材

  • 作成:辻悦子


作品展の案内状でもお馴染みの「5の画材」はこうして産まれました。

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◎小学生クラスアシスタント:春日千尋/投稿 2014年5月20日

アトリエ5の画材たちの3回目は「スケッチブック」をご紹介します。

アトリエでは1人1冊自分のスケッチブックを使っています。

スケッチブックの良いところは、気軽なところ。大きい画用紙に取り組むには緊張するけれど自分のスケッチブックなら準備体操のような気持ちで取りかかれます。

そして自分の成長を確認できること。子どもも一年前の人物クロッキーを見ながら「へたくそだったな~。」なんて今の自分と比べてちょっと誇らしげ。

スケッチブックや画用紙を使う前に講師からよく言うことは「紙の表に描きましょう!」です。紙にも表と裏があり、えのぐ、鉛筆、クレヨンののり方が違うので、これからずっと絵を描く為に知ってほしいこと。デコボコとしていて鉛筆がのりやすそうな方が表、裁断されたひっかかりがあり滑らかなほうが裏です。しかしこの方法、荒い目の紙なら分かりやすいのですが、紙の目が細かかったりすると見分けるのはなかなか難しい!

子ども達は紙の表と裏の微妙な差を目で見て指で感じ、描く側を確認してから描き始めます。

人物クロッキーやアイデアスケッチに技法の練習おまけの絵しりとりなどなど‥気がつけば一冊終了!一枚一枚描き溜めたスケッチブックにはその子の考えたこと、悩んだこと、楽しんだこと、全てが詰まっています。その日の心と体のコンディションが表れていてそれは文章で描いた日記よりもありのままの「その時」なのではないかなと思います。

くたくたになったスケッチブック自分にとってもお母さんお父さんにとっても宝物ですね。

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