構成力をきたえよう
カテゴリ:小学生高学年
- 作成:本田 雄揮
窓から流れ込む風が、早くも初夏の薫りを漂わせています。今年は季節の移ろいが特に早いように思います。
高学年クラスの皆さん、お元気ですか。4月から新しく油絵を始めようと張り切っていたところ、このような事態となりとても残念です。油絵はお家では描けないですものね。しかし、来る時を楽しみに、今何か油絵制作に役立つことは出来ないかな?と先生は考えました。お時間あったら是非やってみて下さいね。
☆しりとりで構成
しりとりをしながら、お家にあるものを集めてかっこよく並べてみよう。
①最初にひとつ、お気に入りのものや描きたいと思うものを決める。
②そのものの名前でしりとりをしながらお家の中にあるものを集める。ひとつの言葉で複数集めてOK。
③5~6個ものが集まったら、それらのものをかっこよく並べ構成してみる。
④かっこよく決まったら、それらを鉛筆でデッサンしてみよう。時間が無かったら写真を撮るだけでもOK。
【ポイント】
・しりとりでものを探す時は、色々な場所を探してみよう。引き出しや冷蔵庫の中、洗面所や玄関など、意外なところに面白いものがありますよ。(お家の人に怒られない程度にしましょう。)
・構成する時は、「かっこよく」や「美しく」や「面白く」がとても大切です。バランスを考えながら「これだ!」となるまでパズルのように何度も試してみましょう。
・鉛筆デッサンや写真撮影が終わったら、集めたものを元の場所に戻しましょう。
かっこよく構成することは、鉛筆デッサン②で学びました。モチーフの並べ方を工夫することは、油絵の描き始めに行うとても大切な作業です。主役や脇役、前後の重なりや余白などを考え、自分の「描きたいこと」を明確にするのです。今回はしりとりを行いながらものを集めることによって、普通では思いつかない、意外な組み合わせが生まれます。日常では出会わないもの同士を出会わせ、仲良く並べてあげましょう。
ちなみに先生もやってみました。
はこ→コンソメ→めんぼう→うすくちしょうゆ→ゆのみちゃわん
いかがでしょうか。なかなかだと思うのですが。主に台所をウロウロしていました。
構成力を鍛えながら、油絵制作ができるのをより一層楽しみに待ちましょう。