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風の通り道−1

カテゴリ:小学生高学年

  • 作成:辻悦子

◎小学生高学年クラスー9月の制作/作者:渡辺沙彩(小6 2004年4月入会)

夏の人形劇で燃焼した子供たちと我々スタッフ。。。秋の静物画の前にサクッと聴想画で繋ごうかな?と軽い気持ちでしたが、さすがの名作続出!絵の具・サインペン・色鉛筆を自由自在に操り、見事な抽象表現になりました。基本を大切にした月日の積み重ねが「本当の自由な表現」を生み出します。形・色・構図にこだわる「アトリエ5・子供クラス」のひとつの到達点です。

◎感想/渋谷葉子
久〜しぶりになる聴想画。小さいクラスと違って、大きいクラスは体が大きいから寝転ぶだけで大変! 曲は懐かしい「風のとおり通」先生が何回かオルゴールを廻してゆっくりフェードアウト。シ〜ンと余韻を残してからみんなが一斉に作品に取りかかります。このスイッチが入る感じがやはりお姉さん達。小さいクラスの子達と違ってメリハリがあります。

聴想画は何回か経験している子達ばかりなので、サインペンや絵の具の線がとてもなめらか、構成もみんな一人一人違う表現はさすがです。途中、先生がカディンスキーの画集や色彩の明彩度表を見せると作品の密度がグッと上がるので、思わず見入ってしまいます。こういった表現に至るには小さいクラスからの積み重ねと思うと、やはり幼児クラス、小学生(低)クラスの作品作りをもっと大切にしなければと襟を正す気持ちになります。
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