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小学生高学年 絵画 油絵/春の合評会

カテゴリ:小学生高学年

  • 作成:本田 雄揮

期待に満ちた春から早3ヶ月。夏本番を迎えた先日、満を持して行われた高学年油絵クラス合評会。暑い中見学にお越し下さった保護者、小学生クラスの皆様、誠にありがとうございました。お陰様で大変素晴らしい会とすることができたこと、心より感謝申し上げます。

試行錯誤、紆余曲折を経て完成に至った春の制作。完成作品と同様にそれぞれの発表も熱意に溢れ、実に見事なものとなりました。一人ずつの発表を聞いていると、どれだけお互い影響し高め合っているのか、どんなにか共に制作する仲間がいることが支えとなっているのか、講師として理解しているつもりでも、改めて驚くばかりでした。

「アボカドの色づくりに迷っていたら、隣の友達がいい色をつくっていたので参考にさせてもらった」

「油絵の制作を見て、光の方向と影のつけ方を学んだ」

「6年生のシャクナゲの描写がすごいと思い、あんな風に描けるようになりたいと思った」

また、それぞれの作品に感想を述べあう中でも、普段物言わず自作にのめり込んで制作する子が、講師顔負けの、とても重要な絵の中の工夫を見つけ、しっかりと伝える姿も多く見られました。

「ビンの細かいラベル、大変そうだけどしっかり描いていてよいと思う」

「ガラスの透明感、自分で描いた時難しかったけど、〇〇さんのはとてもうまく表現できている」

「背景の色がとてもきれいで、タイトル通り夜の感じが出ている」

「花びらの表現、配置が絵の雰囲気にあっている」

同じ空間で、同じものを描いてきたからこそ、自信と優しさを持って友達の作品に思いを伝え、受け取った方はそれをさらに感謝から自信へとしていく。美しいサイクルを自らで認め合いつくりあげたこと。木、金曜ともに自慢のクラスです。この仲間に誇りと感謝をもって、次の制作へとまた、一歩ずつ進んで行きましょう。

 

お越し下さった、また日頃よりご支援下さっている保護者の皆様、改めて感謝御礼申し上げます。発表時に一言頂戴した際、作品の賛辞と同時に、家では見せない子供達の表情、姿に驚く声も多く頂きました。アトリエ5において、彼らは自らの力で多くを考え、その中から最良を選択し、こだわりを捨てずにやり切ることができる自慢の生徒達です。作品を鑑賞する目、取り組む姿、考える力においては、すでに独り立ちし始めています。とても立派です。今回の作品、是非お家に飾って頂き、それをきっかけにたくさん絵の話をしていただければと思います。今後も彼らの成長を喜びとし、邁進して参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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