トロルの人形作り
カテゴリ:親子クラス
- 作成:辻悦子
親子クラス/金曜日クラス
北欧民話「三びきのやぎのがらがらどん」 マーシャ・ブラウン/絵 瀬田貞二/訳
◎感想/講師:渋谷葉子
昔、三びきのやぎのがらがらどんが住んでいました。三びきは草を沢山食べようと、山にのぼっていきました。ところが、行く途中の橋の下には恐ろしい化け物のトロルが住んでいたのです。
がらがらどんが橋を渡ろうとすると、トロルが食べようと襲ってきます。子供達は息を止め、ハラハラしながら絵本に見入ります。でも、最後に「おれだ!おおきいやぎのがらがらどんだ!」と叫んでトロルをやっつける場面では、自分がトロルをやっつけたヒーローのような気分になったことでしょうね。
今回はこのトロルの人形作りに取り組みました。絵本の絵に捕われないで、思い思いの化け物を表現してもらいました。顔は紙皿に紙粘土で肉付けし、不気味な表情を表す目玉は大豆、黒豆、小豆と三色のお豆を使って表現しました。子供達は目玉だけでなく、ひげや歯など色々と並べ、工夫して使っていました。みんな違う、個性のあるトロルができました。
2回目は絵の具で彩色です。絵の具はみんな大好き! 色混ぜは何度か経験しているので、手つきも慣れたものです。沢山の色を混ぜておどろおどろしい複雑な色を上手に作っていました。子供達がある程度塗り終えた頃に、お母さんの出番。仕上げの色をさして完成です。この時のお母さん方の生き生きした表情、とってもステキでしたよ!
次回は毛糸の髪の毛と体をつけて完成です。やぎのペープサートと一緒に「がらがらどん」の劇遊びを楽しみましょう。