渋谷/親子:11月の絵本棚「木」
カテゴリ:親子クラス
- 作成:辻悦子
◎親子クラス講師:渋谷 葉子
今月は「木」をテーマに揃えてみました。木は大昔から私達人間とは切っても切れない関係にあります。ただ静かに佇んでいるだけで、木は何もしないけれど私達に多くのものを与え、教えてくれるのだとということを選書をしてみて、改めて気付かされました。
■「きは いいなあ」
作/ジャニス・メイ・ユードリー 絵/マーク・シーモント
作者の保育体験から生まれた絵本。子どもの目から見た飾らない素直な言葉と
さわやかな水彩画に癒されます。
■「木」
作/木島 始 絵/佐藤忠良
鉛筆一色で描かれています。木の生命力や力強さ、その魅力に惹き込まれて
しまいます。
■「はるにれ」
写真/姉崎一馬
写真絵本。北海道の草原にひとり立つはるにれの四季折々の姿が、息をのむ
ほどに美しい。
■「おおきな きがほしい」
作/佐藤さとる 絵/村上 勉
おおきな木があったら…子どもの豊かな想像力、発想力って楽しくてすばらしい!
改めてそう感じさせられる絵本です。
■「木を植えた男」
作/ジャン・ジオノ 絵/フレデリック・バック
妻と息子を亡くした男がフランスの山岳地帯に住み、ひとり黙々と木を植え続け、
森を蘇らせた物語。
■「おぼえていろよ おおきな木」
作・絵/佐野洋子
失ってみてはじめて知った、本当に大切なもの。しかし、淋しさのあとにもやがて
希望が生まれるのです。
■「あいうえおの き」
作・絵/レオ・レオニ 訳/谷川俊太郎
あいうえおの文字を持った葉たちが、虫たちの助言でやがて言葉を作ります。
それは「戦争はもうまっぴら」
■「おおきな木」
作・絵/シェル・シルヴァスタイン 訳/本田錦一郎
大好きなちびっこのために与え続けるりんごの木。実を、枝を、幹さえも与え、
木はそれでも嬉しかった?「愛とは…」考えさせられる一冊です。