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9月の雲とシャボン玉

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子

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小学生 火曜日後半クラス

夏の工作「白い風の塔」で全力を出し切ったので(私も…)、少し気分を変えて近くの国際交流センターの庭で木のスケッチをしました。心地よい風のお陰でしょうか、黙々と描かれた線は力強く感じます。そして、夕刻には延々とシャボン玉を飛ばして、自分たちの気分もすっかり舞い上がり、空高く浮かぶ9月の美しい雲を愛でました。

翌週からは長雨になりましたが、あの日のあの素敵な瞬間を忘れない様に、絵にしてみましょう。の呼びかけに「うん!」と頷き、少し自分なりにアレンジを加えて描き進めました。画材のマンレイのクレヨンは、美しい発色と透明感で重ねると深みも出ます。そこに定番のサクラクレパスや特別にぺんてるのクレパスも加えて、描いては擦り重ねては擦り…を繰り返して微妙な色作りに拘りました。

絵の具の回には各自の考えが既に定まっていて、シ〜ンと静まり返る独特の空間に、私は手元を良く観て座っているだけです。子ども達が自分の表現に真っ直ぐに向っているこの時が全てです。

「うん、いいと思うよ、その考え。私は賛成です。」

「そこ、難しいよね。何か別のやり方あるかも?」

「失敗しちゃったね。もう一回やってみる?どう?」

言葉無しで「うん!」と頷いてあげるだけで自信を取り戻し俄然ハッスルする事も多く、私は子ども達の考えをとにかく良く観てあげる事に専念しています。

それでも、、集中は切れます。そんな頃合いに絶妙なタイミングで春日が、

「お水欲しい人〜きて下さ〜い ♪」このタイミング助かるわあ〜(私も)

そんないろんな絶妙なタイミングが重なり合って素敵な作品群が生まれます。

さあ、次は10月の秋の観察画です。講師陣も張り切っています。ご期待下さい!

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