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木のオブジェ-2

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子
小学生クラス 制作:2011年11月・12月
◎制作のねらい
・枝の動きを活かした美しい組み方を見つけて構成する。
・毛糸の配色を工夫し、丁寧な手仕事で編んでいく。
・枝とのバランスを見ながら、細部を飾っていく。
・家族みんなで楽しい冬を過ごせるように、心を込めて制作する。
◎感想/講師:中家総子
前回のブログでは毛糸で編む所までお伝えしました。→
「枝の線・毛糸の面」で大まかな構成が決まったら周りを飾ります。「フェルトとコルク、アイロンビーズ」はバランスを補充し、リズムを与えます。「布」は配色でポイントになるのと、枝を結んだを箇所を隠す役割があります。「赤い実」と「鈴」はアクセントになりクリスマスの気分にもぴったりです。
写真は3年生の女の子の作品です。芽の付いた枝の形が作品に表情を与え、ディティールは丁寧に編み上げた「毛糸の面」との調和を考えながらバランス良く配置されています。アイロンビーズの色に毛糸で使用した紫系を取り入れ、大人っぽくてとてもお洒落!パーツのひとつひとつに「こういう風にしたい!」というその子の意思を感じます。
制作中みんなに何度も声がけしたことは、「お家に飾って家族のみんなで幸せな冬を過ごせるように、心を込めて作りましょう。」ということです。2011年は震災や自然災害、原発など様々な問題があり、家族一緒に過ごせる事の大切さをかみ締めた年だったとおもいます。放射能の問題で枝を使った工作をする事に迷いもありましたが、こんな年だからこそ桜の枝の美しさを愛でてほしいという思いがありました。(中原区役所に問い合わせた所、枝を拾ってきた11月頃特に高い数値は計測されていなかったようなのでご安心下さい。) 自然のもつ形の美しさと、子供達が細かい手仕事で作り上げた可愛らしい飾りを見て、ゆったりとした気持ちになってくれたらと思います。
今週と来週でカード作りをします。内容は…まだ秘密です!お楽しみに!
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