春のはじまり
カテゴリ:小学生クラス
- 作成:本田 雄揮
梅の花を柔らかく撫でる風に新たな季節の訪れを感じる季節。鳥獣戯画の制作も終わり、2月は『春のはじまり』をテーマに箱のデザインを行いました。ベースとなる箱を作り、表には早春のイメージを変形定規を用い色鉛筆で描き、中には自分が見つけた早春を感じられるものをしまうというこの制作。他のものと比べ短時間で仕上がりますが、考えることはいつもとは少し異なり『デザインする』という意識を持たなければいけないこと。『中のものをどのようにステキに見せるか』や『どうやったら自分の思いが伝わるのか』など、『見る相手』を念頭に置き進めることが大切です。表と中との関係性や、色鉛筆の発色、今までの制作で磨いてきた技術を、ちょっと違う気持ちで選択し行うこと。一見難しそうに感じますが、参考としてプロとしてパッケージデザインのイラストを手掛けるアシスタントの春日が、日頃の作品や描く際のアイデア、それが商品になるまでの工程を紹介し、理解を深めた後、子供達は臆することなく、目には見えない『季節の移り変わり』を楽しんで表現していました。
制作の初回に『春のはじまりを感じたこと』を尋ねました。梅の花が咲いていた、昼が長くなった、薄着になってきた、クラスで冬だけ長ズボンの子が半ズボンに戻った…。手には掴めない季節の移ろいを、誰に教わることなく感じられる心。少しずつ、しかし止まることなく色づき始めた『春のはじまり』。今年度も残り1ヶ月。いよいよ最後の制作が始まります。
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