小学生 絵画/延長戦の末
カテゴリ:小学生クラス
- 作成:本田 雄揮
先週に引き続き、5月の観察画『ドラゴンフルーツ』の紹介です。レッスンは大体、ひと月で1作完成する予定で進行していますが、欠席であったり、色づくりや描写に予想を上回るこだわりが発揮されたりすると、全員が同様にそうなるとは限りません。実際、10人いれば10通りのタイミングで『できた!』となる訳です。今回も1回分多めに時間を要して、納得いく作品へと至ることができた労作達がありました。学校の授業とは違い少人数だからこそ、当たり前のように全員異なる思いがあることを踏まえ、一人ずつに応えたい。胸に秘めている『いまできること、やりたいこと』を画面にしっかりと表して欲しい。時間無制限で行う訳にはもちろんいきませんが、可能な限り作者が目指す、未知なるゴールへと向かっていく為の環境を整えてあげることこそ、講師の役割。こだわりを捨てず、最後まで走り切った皆の顔は満足げにほころび、とても素敵でした。
数々の名作が生まれた今回の観察画、今年度終わりの3月に隔年で開催される『アトリエ5作品展』があり、そこへの出品作として有力ですが、その前に今年は『第20回カナガワビエンナーレ国際児童画展』の作品募集が行われます。神奈川県主催の、世界中の子供達の絵画を一同に集め展示するコンクールです。アトリエ5では過去にも希望者を募って参加し、何人も入賞を果たしています。コンクールなので、応募者全員が入選する訳ではありませんし、結果が伴わないこともあります。ですが、今回のように、自分の作品に挑み続けることができるあなた達には、是非、より広い場所にも挑戦して頂きたい。自分の作品が世界中の子供達と並ぶことができると自信を持って欲しい。講師としても正直皆の絵を世界に自慢したい。そんな思いから、今回の児童画展にもアトリエ5として参加予定です。
募集は秋頃となりますので、近づいて来たらまた詳しくお伝えいたします。
『カナガワビエンナーレ国際児童画展』↓