幼児 絵画・工作/実りの季節
カテゴリ:幼児クラス
- 作成:山田 稔子
秋は、自然界も子どもも実りの時。幼児クラスもお友達や先生、レッスンのリズムにも馴染み、それぞれが自分らしさを発揮してくれています。
9・10月は絵画制作に取り組みました。空想画「住んでみたいおうち」では、テーマに対し幅のある解釈で、たっぷり遊び場のあるお庭、海の近く、翼の生えたおうち、迷路のようなおうち、はたまた恐竜やおばけのおうち、などなど楽しい発想が次々に飛び出しました。普段過ごすおうちの様子も交えワイワイとお喋りをする中でまたヒントを得ながら、みんなの「聞いてきいて」が絵に込められていきます。
翌月の観察画では、主宰の辻のお庭から「ヤツデ」の大きな葉っぱをいただき、よく観て気づいたことを大切に描いていきます。大きいうちわみたい、9本指?のてのひらみたい。ギザギザしている葉先、小さい葉は柔らかくて、茎はとても硬くてまっすぐ…子どもたちは手に取るだけで「感じる」センサーをフルに発動。また感じたことを仲間とシェアすることでさらに観察も深まります。慎重に運ばれた鉛筆の線、そしてクレパスを重ねたこだわりの色。
どちらの絵画作品も、仕上げに自分で絵の具を混色した色で背景を彩りましたが、どれも春とは違う、少し複雑で味わいのある色味。「混ぜれば、自分だけの色を生み出せるんだ」と、これまでの経験をものにしていると感じました。子どもたちの感性が春夏に得た栄養をぐっと醸成したかのような、豊かな秋色の完成でした。
そして11月、久しぶりの粘土工作です。様々に手の感覚を使う粘土の中でも、今回扱った土粘土はひんやりと吸い付くような感触と土のいい香りがし、その虜になったかのように黙々と制作する子どもたちでした。平らに伸ばして型押しや穴あけ。シート状になった粘土を起こして立体にします。そして飾り付けに使うために各自持ち寄ったドングリや様々な木の実等を、子どもたち同士嬉しそうに見せあい交換し合ったりと可愛らしい交流もありました。完成した粘土作品は、秋の拾い物を飾る器です。秋の風を感じながらお庭に伺い、色づいた葉や黒い実、小さな冬芽のついた木の枝をいただいて、いけばな体験。「できたぁ」と開放的な笑顔の子供たち。制作を通して、秋をめいっぱいに感じてくれたかなと思います。
季節や自然を愛でる心、感じ合う心を豊かに実らせ、また巡る次の季節への糧にして共に健やかに育っていけることを願います。
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