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冬の人物クロッキー−2

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子

幼児クラス 制作:2011年1月

◎感想/講師:中家総子

アトリエ5では幼稚園の頃からクロッキーをやります。小さくてもよく集中して描くことが出来、その眼差しはなかなかのものです!幼児さんにとって人を描くのは難しいことですが、頭・体・手足など少しずつ捉えるようになっていきます。季節ごとにぐんぐん上達するので、いつも驚かされています。

今回のクロッキーは4ヶ月ぶりでした。前回は夏らしい半袖短パン姿を描いてもらいました。今回は水玉模様の上着と深い緑色のズボン姿の冬の先生です。秋の制作と冬の工作で力をつけたので、鉛筆の線が複雑になり、腕が長く伸びて膝に置いているように描けた子や、年長さんは椅子に座ってるポーズもとらえる事ができるようになってきました。まだ身体をとらえる事が難しい子もお洋服の模様を描いたり、ズボンの色を頑張って塗ったり、自分で見つけたものを一生懸命形にしてくれました。

クロッキーの一番の魅力は、「子供の引いた鉛筆の線」です。幼児さんは気持ちが線に入りやすく、年少さんなどはまだ手元をコントロールしきれないので、意外な線が生まれたり、思ってもみないバランスになったりします。

大人や絵を描き慣れた人には出せない線で、この時期だから描ける貴重なものです。アトリエ5ではス ケッチブックを「成長記録」のように考えています。「春には描けなかった手が夏には描けるようになったね。」「冬には首までとらえられるようになったね。」そんな風に季節ごとに変化していくみんなを、我々スタッフも毎回嬉しく暖かい気持ちで見守っています。お家にスケッチブックがある方は、久しぶりに見てみると発見があるかもしれません!

3月の作品展では、幼児クラス〜小学生クラスまでのクロッキーを一斉に展示する予定です!どのように子供たちの「線」が変化していくのか…どうぞお楽しみに!

*作者のKくんの1年前のクロッキーはこちら→
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