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星に願いを

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子

幼児クラス  制作:2011年6月  聴想画 「星に願いを」

◎感想/講師:渋谷葉子
春も終わり、夏に移り変わろうとする梅雨のこの季節に、アトリエ5では毎年「聴想画」という取り組みをしています。先月は「観察画」で季節の野菜やくだものを描きました「目」でよく見て、「鼻」で匂いを感じて、「手」で触って、最後にいちごを試食しました。アトリエ5の「5」は感じる力の五感からきています。「さあ、みんなの力でまだ使ってないのは何でしょう?」「そう、今度は耳を使ってお絵描きしましょう」「え〜っ?」
 
暑い日にはお水を飲んで、ひと心地ついたら床の上に仰向けになって寝ます。ちょっとひんやりした床が気持ちをゆったりと落ち着かせてくれます。そしてカーテンを閉め、電気を消します。「寝ちゃってもいいよ」そんな言葉がけに子どもたちは安心して目を閉じます。シ〜ンと静まりかえったお部屋に、ゆっくりと手回しのオルゴールが流れます。どこかで聴いたことのあるような懐かしいメロディ… 

ゆっくりと起き上がったら、曲のイメージの色を3つ選びます。前回はサインペン、クレパス、絵の具を伸び伸びとした曲線で表現しました。一週あいだを空けた今回は、クレパスで点を描き、その点とぶつからないようにサインペンを走らせます。そして、絵の具に入るその前に、ジャ〜ンと登場した「まほうのお水」 シュシュッと振りかけるとあらあら不思議、サインペンのにじみが美しい模様を作ります。

「絵の具は、このスペシャルな所を消さないようにそおっと塗りましょう」絵の具の色作りでは、混ぜて作ることを覚えた子どもたち。「あれ、○○ちゃんと同じ色を混ぜたのに、色がちがう?」そんな疑問からも増々色作りに熱中! 時には大人が「えっ」と思うような大胆な色遣いを見せてくれます。
 
前回では自由に線を走らせることに少し躊躇していた子どもたちでしたが、今回はずいぶんとほぐれてきて、気持ちよく線を引くことができました。こういった経験の積み重ねが、やがては抽象表現につながっていくのです。

*自由が丘のオルゴールのお店「ドレミ」にも是非お出かけ下さい。教室入口にも簡単な案内がございます。→
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