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渋谷/幼児:夏はテラコッタ- ②

カテゴリ:幼児クラス

  • 作成:辻悦子

◎感想/講師;渋谷 葉子

今年の夏、アトリエ5こどもクラスでは「造形力を高めよう」と粘土制作に取り組み、幼児クラスは「テラコッタ粘土」を2回に分けて取り入れました。
お教室に入ると一面にシートが敷き詰められていてビックリ!
「今日は何やるの?」と粘土の固まりと粘土まみれの先生の手を見て、ちょっと引く子もいれば、「面白そう」とのってくる子と反応様々。
前回、おまけで取り組んだ粘土は油粘土でしたが、今回はテラコッタ。土を原料とし、乾燥させれば石のように固くなり、水を加えれば柔らかくもなる、自由自在に固さを変えることができる粘土です。準備はあえて少し固めで止めておきます。
まずは、手でこねてみます。「かった〜い!」
「じゃあ、足でふんでみようか」の言葉に「よっしゃ〜!」と飛び乗る子がいれば、躊躇する子も。指先の造形だけでなく、身体全体を使っての活動につなげることもねらいの一つです。
「冷たくて気持ちいい〜♡」「きもちわるい〜」
程よい固さにねられたら、まずは基本のお団子作り。ひたすら、ひたすら作ります。
前回ぎこちなかった子も、手つきがだいぶなめらかになってきました。
たくさんできたら「並べる」「積む」と展開していきます。
単調な作業の中からも子ども達の意見が飛び交い、「ああしたい」「こうしたらいいんじゃない?」とみんなで強力して創り上げる姿が見られました。
2回目になると、子ども達の意気込みも違って「今日は足で踏まないの?」やる気満々です。
今回は大きな固まりをドカ〜ンと置いて、そこから創りあげていきます。
「今日は秘密基地を作ろうと思います」
指で穴を開けたり、形を作ってはつなげたり。粘土本来の目的でもある、自分で触ったままに形ができていくことの面白さがねらいです。
「ひみつ」という言葉に反応が早く、子ども達の手がどんどん動いていきます。
「ここに隠し扉があるの」「悪者が来たら、ウォタースライダーで逃げられるのよ」
創っていくうちに、物語が生まれていきます。止まりません、どんどん膨らんでいきます。
一人がお姫様を作り始めたら、物語はいつの間にかスペクタルからお姫様の世界へ。
「私はラプンツェル」「私はシンデレラ、やっぱり白雪姫にしようかな?」
そんな夢の世界に浸る子ども達に「そろそろ、お片づけにしましょう」と告げるのは申し訳ない気持ちです。
大きなたらいで手や足を洗うのも最後のお楽しみの一つです。
思い切り活動した子ども達の顔には生き生きとした表情が見られました。
*fecebookに写真を追加しました。→1回目2回目
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