横山/特別講座「色鉛筆3本で描く紙コップ」
カテゴリ:色鉛筆画
- 作成:辻悦子
◎感想/講師:横山大河
色鉛筆の特別講座を担当しました横山大河と申します。まず、今回ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
私は普段、色鉛筆を用いて作品づくりを行なっているのですが、色鉛筆画と言うといわゆる「塗り絵」的なものを想像される方が多いかと思います。しかしながら、色鉛筆でも描き方によっては、油絵など他の画材に劣る事のない色鉛筆独自の効果を画面上に表現できるのではないかと考えています。
この画材の大きな特徴として、①絵の具のように混色ができない②被覆力が弱い(下の色を多い隠す力が弱い)という点があります。一見デメリットにも思えるこの点により、様々な色を重ねていくことで、何色とも言えない微妙な色合いを表現できるのが大きな魅力の1つだと思います。
今回の講座では、有彩色の、青(水色)、赤(ピンク)、うす緑を重ねて「灰色」を作ってみるという事で、上記の事を少しでも体験して頂けたらと思いカリキュラムを組んでみました。身近な画材ですし、この機会に少しでも興味を持って頂けましたら幸いです。
もしご興味のある方いらっしゃいましたら、ホームページがありますのでご覧下さい。
また、鉛筆の作家さんですが、とても素敵な絵を描く方が展示をされています。
遠いですが、おすすめの展示です。
●「ノスタルジー&ファンタジー」
場所:国立国際美術館(大阪)
出品作家:須藤由希子さん 他