春日/5の画材:クレパスとクレヨン
カテゴリ:5の画材
- 作成:辻悦子
作品展の案内状でもお馴染みの「5の画材」はこうして産まれました。
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◎小学生クラスアシスタント:春日千尋/投稿 2014年4月22日
アトリエ5の画材たちの2回目は「クレパスとクレヨン」をご紹介します。
新しいクラスで皆そわそわワクワク。4月の制作は春の色作りからスタートしました。
クレパスセットの中から春をイメージした色を三本選び、画用紙に塗っていきます。
最初は画用紙の上で一色一色が遠慮がちに離れていましたが、だんだんと色が混じりあい
何とも言えない色が出来上がってきます。
「チョコレート色だ!」「あのカーテンの花の色みたい。」と子ども達は自分が作った色に
名前をつけていました。色が濁ってしまっても「小川の影の色かな」と色にあうイメージを
自分の春の体験の中から見つけ出します。感じたものを描くにはセットの中にある24色だけ
でとうてい足りないこと、色は自分で作れることを実感できたんじゃないかなと思います。
アトリエ5で使っている「マンレイクレヨン」はツルツルと滑らかな描き心地で発色も鮮やか
なので描いていて気持ちがいいんです。
「サクラクレパス」は油絵の具の様に盛り上げることができるので重ね塗り、混ぜ色、スクラ
ッチに最適です。どちらも描き心地が楽しく本当に心がリラックスします。
子ども達も、どんどん大胆になって指でのばしたり、爪で引っ掻いたり、ポキッと折れたら、
横にして転がしてみたり、手の平を使って…などなど自分の技法を発明します。
最後には「トリャー!オリャー!」とかけ声が出るほどヒートアップ!
「一気に描いちゃった楽しかったー!」と満足げににっこり、新しいクラスでちょっと緊張して
いた顔もどこへやら、ココロを解き放った「クレパスとクレヨン」のお話でした。