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ケロンパさらわれる

カテゴリ:小学生高学年

  • 作成:辻悦子

◎小学生高学年ー木曜日クラス

人形劇の速報です!造形力も凄いけれど、お墓の暗転もあり展開も面白かった〜!小道具も力入ってました。詳細は後日。。。

◎「ギャラリー5」で写真をご覧頂けます。→ケロンパさらわれる

◎感想/ナレーション:渋谷葉子
アトリエ5の人形劇はひとみ座さんのほぐし遊びから始まります。これまで個人制作だった生徒さん達がこのほぐし遊びによって改めてお友達のフルネームや学校名を認識することにもなります。ゲームから次第にお話の場面構成作りへと展開。これはお互いに意見を出し合わなければまとまりません。制限時間もあります。長いこと生徒さん方の成長を見てきている私達ですが、ここで新たな一面を発見するのです。今までおとなしかった子が活発に意見を出していたと思ったら、その逆もあったりして驚かされます。

次に人形のキャラクターを考えます。人形のデザインから性格、好きな物や口癖までを設定します。そして、そのデザインを人形に起こしていきます。いかにイメージ通りに進めていくかは材料の選択にかかってきます。こういうことはどの生徒さんも大得意、本領発揮!色彩や質感等をよく考えて作られていて、みんな本当に素晴らしい仕上がりでした。

さて、問題はストーリー作りです。個性豊かな人形たちがそれぞれにあった出番を考えながらのお話を考えるのですから、お互いが意見を出し合わなければなりません。木曜日クラスはみんな一人一人しっかりとした個性があり、ちゃんと考えを持ってレッスンに望んでいましたが、残念なことにそれを発言する勇気が少し欠けていました。人形が仕上がってきているのになかなかセリフが出てきませんでした。そんな中でたくさんのご馳走の小道具を張り切って作ってきた子、塾の夏期講習のため振替クラスで一人奮闘してきた子がようやくクラスに参加、最後のリハーサルでみんなの指揮があがり、ようやく活発な意見が出てまとまりました。最後のリハーサルには私は参加できませんでしたが、本番のみんなの殻を破った生き生きした表情を見て、とても感動しました。

アトリエ5は子供達の力だけで創り上げることをモットーとしています。大人は困った時には助言し、見守るだけです。途中何度か手や口を出したくなったことがありましたが、最後にみんなの力を合わせて発表できました。このことは子供達に大きな喜びや自信となって、いつまでも大切な思い出として残っていくことでしょう。そして、見守ってきた私達の思いもそれは同じです。

9月からまた、元のレッスンに戻ります。昨年、おととしの人形劇に参加したクラスは、この後お互いを認め合う意識が強くなり、クラスがとてもまとまっていきました。今年のクラスもどんなクラスに成長していくのかとても楽しみです。
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