喜びのお花
カテゴリ:親子クラス
- 作成:辻悦子
親子クラス 制作:2012年3月
絵本:「ぐるんぱの ようちえん」 作/西内ミナミ 絵/堀内誠一
◎感想/講師:渋谷葉子
ひとりぼっちで泣き虫のぞう、ぐるんぱは、仲間たちに後押しされて町に働きにでかけます。しかし、作るものが大きすぎてどのお店でも失敗ばかり。すっかり自信をなくしてしまいます。そんな時、子だくさんのお母さんに出会い、ぐるんぱは子供たちの面倒をみることになりました。
4月から幼稚園に入る子供たちへのエールとして、このお話を選びました。そして、導入の手遊びでは「ちいさな庭」で小さい、中くらい、大きいお花を咲かせて楽しみました。まずは絵の具で土と葉っぱの色作り。色混ぜはみんなだ〜いすき!「え〜っ、それ土の色じゃなくない?」とお母さんと揉めたりしながら作りました。そして、葉っぱは子供とお母さんの手形です。
お母さんの手の大きさは変わらないけど、みんなの手は何年かすると大きくなっているんでしょね。お花は絵の具でマルや点(指、スタンプ、筆)を描き、包装紙や折り紙などで花びらをつけ、お子さんへの成長を祝う「喜びのお花」を咲かせました。最初の頃は絵の具におっかなびっくりだったのに、今ではグイグイと表現できるようになりました。
そして、お母さんと一緒に絵本を読んだり、たっぷりと造形遊びをしたことは子供たちの体の大切な栄養となっていることでしょう。ささやかですが、そのお手伝いができたことを嬉しく思います。今まで、暖かいご支援とご理解を頂きましてありがとうございました。リクエストにお応えして、また夏休みの特別講座でお会いできるのを楽しみにしています。