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渋谷/1月の絵本棚:「イエラ・マリ」ー 字のない絵本 ー

カテゴリ:親子クラス

  • 作成:辻悦子
◎親子クラス講師:渋谷 葉子
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
お正月は皆様、いかがお過ごしになられましたか?
お正月というと主婦にとってまずはおせち料理でしょうか?
我が家は出来合いの物に手作りの煮物を加えるだけですが、
今年は娘が職場から黒豆を頂いてきました。
本職の方が作られただけとあって「これぞ煮豆!」
本物の味はやはり美味しいですね。
今年こそはまめに暮らせることでしょう(笑)
それとお供はお屠蘇。
昔から一年の邪気を払う縁起物のお酒なので、
毎年子どもたちと一緒に飲んできましたが、
今年はいつも買うスーパーから屠蘇散が消えていました。
近頃は飲む方が減って来ているのでしょう。
昔からのものが減ってくるのは淋しいものですね…
さて、今月の絵本棚は「イエラ・マリ」の特集です。
昨年11月から板橋区立美術館にて展覧会を開催しています。
1950〜1960年代にイタリアでデザイナーとして活躍。
子育てを機に、同業の夫と二人で絵本を制作しました。
「字のない絵本」は世界各国で評価され、出版されています。
「にわとりとたまご」
にわとりが卵を産み、ひよこが生まれるまでを作者の面白い
視点で描かれています。どのページから読み始めてもループ
するしかけになっています。
「あかいふうせん」
子どもがふくらませた赤い風船が口から離れて飛んで行き、
次々と形を変えていきます。
線画のイラストと、白と赤だけの色彩が見事です。
「と おもったら…」
形の似ているものに次々と変化していく連想とことばあそび
が楽しめる絵本です。
「まるい まぁるい」
各ページに一つずつまるいものが描かれている。前作と同様、
次は何が出てくるのかわくわくします。
「りんごとちょう」
りんごの中の虫はどこからくるの? 昆虫が青虫からさなぎに
なり蝶になる様、受粉の仕組みを目から自然と学べます。
「たべちゃうぞ」
動物たちの世界の「食う・食われる」の連続を描いています。
最後のページから最初につながる、終わりのない絵本です。
「のはらのどうぶつたち」
テキスタイルのデザイン案を、後年、出版社の提案で再構成
された絵本。子どもたちが自らお話を考えて楽しむ絵本です。
「木のうた」
木をめぐる自然の変化をおいながら、生命への愛をうたい上
げた美しい絵本です。イエラ・マリの代表作です。
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今回、気付いたのが遅く、告知が間に合いませんでした。
「イエラ・マリ展」1月12日(月・祝)まで開催しています。
関心のある方は、是非この連休におでかけください。
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