北風ピープー!
カテゴリ:小学生クラス
- 作成:辻悦子
小学生クラス 制作:2012年2月
◎感想/アシスタント:中上佳子
昔から三寒四温と言われるように、暖かい日のあとにはまた冬に戻ってしまったかの様な寒さがやってきます。しかし、この寒さが、子供達の作品の中でとても大切な役割になっています。
今月は、寒い寒い北風をイメージした版画の作品を制作しています。寒い色、とかいて『寒色』と読みますが、寒い色ってどんな色でしょう?子供達は、パレットの上で一生懸命に自分の感じる寒色を作ります。思わぬ色同士が調和して、美しい寒色がたくさん生まれました。
次に版作り、そして摺りと、レッスンごとに作品がどんどん変身していくので、完成の日がとても楽しみです。
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■日本画の展覧会情報
ひとりでも多くの方が日本画を身近に感じて頂けることを願い、月に一度、日本画の展覧会などをご紹介します。
◎山種美術館 /アクセス:日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分
今月11日から『和のよそおい』展が開かれています。主な出品作品として取り上げられている、松園、清方、深水は明治から昭和時代にかけて活躍した作家で、美人画をたくさん描いています。
私自身、日本画を勉強したいと思ったきっかけが、清方の美人画でした。不思議なもので『美人』と一口に書いても、作家によって美しさの雰囲気は異なります。
山種美術館は日本画の専門美術館ですので、日本画にご興味のある方は是非ホームページをチェックしてみて下さい。鑑賞のご感想もお待ちしております。