ブログ

ブログ

小学生:自画像-7年後の自分へ-

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子
小学生クラス  2013年10月
 ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)
自画像は、昔から絵を描く者にとって、最も身近なモチーフのひとつです。
様々な時代の作品が数多く残っていますが、全部が全部「そっくり」に描かれているわけではありません。
実は自画像とは、似顔絵とは違い、自分の顔をそっくりに「写す」ことではないのです。
本人にしか分からない、時には本人ですら意識していない思いや、嗜好、現状といった、目には見えないものを「映す」表現こそが自画像なのです。
自分の「今」と向き合うこと。それが自画像を描くうえで最も重要なことです。
そのような前置きを踏まえ、今回のブログでは、この2名の作品を紹介したいと思います。
両方とも小3男の子の作品なのですが、実はこの2人は「双子」です。
外見はとてもそっくりで、じっくりと見ても判断が難しいくらいです。
性格は、かなり違うのですが、それに気づき始めたのも最近です。
今までの作品も、お互い意識しているのか、時に作風が似てくることがありました。
それは、実は私が外見だけでなく、考え方も似ているものだと勝手に思っていたことも、そのように感じる一因だったと思います。
しかし今回の作品を見た時、それは、本当に間違った先入観であったことに気づき、深く反省しました。
作品を見てもらえばご理解いただける通り、作品から感じられる「イメージ」が全く違います。
きっとお互いわざと違う表現を選んだのではないでしょう。
それぞれ向き合ったのは、鏡の中の自分。決して隣に座る兄弟ではありません。
「顔をそっくりに描く」よりも「今の自分を描く」ことが大切ということを理解し、それぞれが脇を見ず、真剣に向き合った結果、全く印象の違う作品となったわけです。
きっと、それぞれの「自分」に対する考え方や、抱くイメージが違うのではないでしょうか。鏡に映った顔はそっくりでも、紙の上に現れた自分はお互い全く違う、しかし確かに、自信をもって「自分」であると言い切ることが出来るものでした。
極論を言うと、自分の顔を「そっくり」に後世に残すだけなら、自分のことを全く知らない他人に描いてもらってもいいわけですし、もっと言えば写真を撮ってもよいのです。
わざわざ時間をかけて、一筆一筆自分で、自分のことを描く意味。それは、簡単には言葉にできない自分の「人生」と向き合い、表現したいから、なのではないかと思います。
*Facebook「アトリエ5」に作品写真を追加しました。→
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ☆こども美術コース・小学生クラス 秋の生徒募集中
月曜日クラス・火曜日クラス・水曜日クラス
15:30~17:00/17:00〜18:30   欠員数名
見学・体験、大歓迎ですので、是非お問い合わせ下さい。
先着順のためお早めに! アトリエ5☎:044-411-5154
ページトップへ
ページトップへ
Copyright © Atelier 5