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本田/小学生:マドバコ

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子
小学生クラス  2014年9月/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)
◎作品のねらい
・箱の中に窓の外の世界を空想し、空間づくりを行う
・絵の具の様々な表現を楽しみながら、イメージを広げる。
・身近な窓の外の風景を観察し、季節の変化を感じる。
 ◎ 感想
 季節の変わり目となる9月。今年は例年より早く秋が来たように感じます。
今回の月・水曜クラスの空想画は、箱を用いて『窓の外の世界』を表現しました。窓の外に広がる様々な景色やものを、同じような四角形の箱の中に閉まってしまおう!ということです。各ご家庭で箱を準備していただき誠にありがとうございました!
まずは、様々な窓に映る景色の写真や絵画を鑑賞し、イメージを広げます。窓だけを見て、その場所がどういうところか、天気は?季節は?時間は?住んでいる人は?などを想像します。
たくさんの意見が飛び交い、予想以上の盛り上がり。
次に絵の具を用いて箱の中に『光や空気』をつくっていきます。
光も空気もはっきりと形があるものではないので、筆で描くのでは表現しきれない、ということで、様々な道具を使って行います。
スポンジやビー玉、歯ブラシ、割り箸、綿棒…。
様々な使い方をして、偶然できる形や色を楽しんでつくっていきます。
なかでもビー玉はどのクラスでも大人気。
絵の具を付けたビー玉を箱の中に入れ、ふたを閉じて思い切り振ります。
教室に響くガラガラゴロゴロガラガラ…。
まるで雷雲の中にいるようです。
子ども達のテンションも一気に上がり、制作する手は止まりませんでした。
そしてそこから徐々に見えてくる風景。
抽象的な絵の具の重なりが、森の中や繁華街、海や草原など、 形あるものへと変化していきます。
自分の景色が決まったら、小さい『見えるもの』を加えていきます。
虫や車だけでなく、彼岸花や十五夜のお月様など、この季節のものもあってステキです。
最後に窓となるプラ板を箱の縁に取り付けて完成。
閉じられた箱の『中』に、どこまでも広がるそれぞれの『窓の外の世界』が出来上がりました。
変化の大きいこの季節。見慣れた窓の外の景色もコロコロ変わります。
その移り変わりを敏感に感じ取り、美しさを知る心が育って欲しいと思う9月でした。
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