ざらざら、とろとろ、ひんやり
カテゴリ:小学生クラス
- 作成:春日 千尋
今年も蝉の鳴く季節がやってきました!小学生クラスただ今工作まっただ中。
月、火(後半)、水クラスは『風の塔』、火曜日前半クラスは『海のなかのせかい』をテーマに制作しています。
月、火(後半)、水クラスは、瓶の透明感と白の美しさをポイントに、瓶、布、石の3つの異なる質感の素材を組み合わせて「風」のイメージを作っています。保護者の皆様、瓶探しのご協力ありがとうございました。持って来れなかった子も 酒屋さんから頂いた瓶から自分の瓶を選び、制作スタート!まずは、自分の風の塔のイメージをノートに言葉で書き、それが決まったら、手で「風」の形を探っていきます。
今回、風を表現するのに一枚の布と液体粘土「クロスクレイ」を使いました。石をつぶしたような自然な白が良い感じのこの粘土は、石粉粘土「ラドール」の液体のものです。布の表情を残したまま固まるこの粘土でふわっと風が吹いたような布の形を、工夫しました。子ども達ドロドロの粘土を前に、「うわー!やだやだ!キモチワルイ!」と拒否反応を起こす子も。 しかし一度布を浸すと「あ〜気持ちいい〜」とひんやりザラザラとした感触にすっかりハマっていました。次回は、風の流れをイメージして瓶に装飾していきます。
火曜日(前半)クラスは、『海のなかのせかい』をテーマに石膏で珊瑚作りに挑戦です。まずは、生け花で使用するオアシスに指で穴をあけて石膏を流し込む型作りをしました。子ども達の細い指跡が珊瑚の突起になります。皆、オアシスにブスブスと穴をあける感触が楽しくてありの巣のように広がっていきました。そこに、とろとろの石膏を流し込みます。一瞬で固まることが不思議なようで、どうしても触りたくなってうずうず。ただ今乾燥中です。オアシスに開けた穴の形が反転するなんて不思議。どんな珊瑚が出来上がるのかまだ誰も分かりません。
乾燥中には、自分で新しい貝の種類を想像して粘土で作りました。カラス貝やとげとげの貝、イメージがどんどん膨らみどれか一つなんて選べない!今回の工作は、珊瑚作りでは、自分の意図出来ないものが出来上がるドキドキ。そして貝作りでは自分のイメージをカタチにする喜びその二つの面白さを感じながら制作しています。
最後に私事ではございますが、広島にあるオーガニックコットンの肌着屋さんmarruの肌着「新月ショーツ」の布パッケージに季節ごとにイラストを描いています。ただいま夏空です。中川政治七商店などで取り扱いしているようです。どうぞよろしくお願い致します。