小学生 絵画/柔らかなこころ
カテゴリ:小学生クラス
- 作成:本田 雄揮
雨上がりの空に新緑が輝く季節となりました。新年度スタートから早1ヶ月。小学生クラスの空想画「夢の家」「未来のまち」も、連休を挟み完成しました。自分の「あったらいいな」を解放し、絵の中だからこそできることを存分に楽しみ、皆とてもユニークでステキな作品に仕上がりました。完成作品を壁に並べ、一言ずつどんな家か、どんなまちなのかを訊いてみると、実は細かく設定が考えられていたり、気がつかなかった面白さが隠されていたりと、興味が尽きず作品の見え方がまた一段と深まりました。
空想画の面白いところは、絵の中でアイデアが積み重なっていくところにあります。描き始める前に考えていたことから大きくかけ離れていく快感。それは線が積み重なっていくことであったり、新たな画材に反応してのことであったり、友達との会話の中から生まれてくるものであったりと、原因は様々です。ですが、これらを自分の作品に取り入れていけるというのは、作者の心が柔軟である証。柔らかさを以って作品の変化を感じ取り、「そっちの方が面白い!」を優先して進んで行くことができる。完成した空想画を見ると思わず笑顔になってしまうのは、ユーモアと共にそのような「柔らかさ」が感じられるからでしょう。
新緑のようなしなやかで柔らかい心を大切に、これから1年間楽しく制作していきましょう。