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小学生 絵画/始まりは笑顔で

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:本田 雄揮

新年度が始まって早2ヶ月。それぞれの曜日、時間帯で新しいメンバーとなった小学生クラスも、季節の移り変わりと共に慣れ親しんできました。4月、初めての絵画制作は空想画。頭の中で思い描いたあんなことやこんなことを、思い切り描いていきます。前半クラスのテーマは不思議な『虹色の球根』。自分で考えたカラフルな球根と、そこから咲く見たこともない花や根、地面の中、地面の上での様子を描きました。盛り上がる生徒同士の会話からアイデアがさらに広がり、宝石や星、動物型の球根が生まれ、それらが育つための養分を含んだ土を『おいしそうな色にしてみよう』と、オムライスやアイス、ホンマグロなどの色を作り、地上にはお姫様がいたり蝶が舞ったり隕石が落ちてきたり…。花のみならず色々なものが咲き誇る作品となりました。初めての絵画制作の子も多い中、道具の並べ方や絵の具の扱いもしっかりと覚え、存分に楽しんで描くことができました。

 

一方、後半クラスでは、『夢の広場』と題し、こんな公園や遊具があったらいいな、毎日でも行きたいな、と思える空間を描きました。皆に尋ねてみると、様々な理由で最近ではあまり公園などで遊ぶことがないとのこと。少し寂しい気もしますが、しかしそんな気持ちこそ絵にぶつけて欲しい、普段できないようなどんなわがままなことでも描いてほしい、と思います。まずは調査のためにスケッチブックをもって実際の公園へ。そこで初めて思いつくことがたくさんありました。そこからはひたすら画用紙に描きこんでいきます。様々なエリアがあったり、大人立ち入り禁止だったり、宇宙に飛び出したり…。『これどうやって遊ぶ場所なの?』と聞くと、予想もしてなかった答えをひたすら説明してくれ、その豊かで愉快なアイデアに私も何度も笑いました。こだわりが強く完成までもう少しの子もいますが、皆のいつもと違う一面が多く見られた制作となりました。

 

皆で笑いながら描いた4月の空想画。始まりにピッタリのものとなりました。

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