幼児/ゆっくりのワクワク
カテゴリ:幼児クラス
- 作成:山田 稔子
幼児クラスのみなさん、ご家庭の方々、いかがお過ごしでしょうか?
お絵かきが大好きでアトリエ5に来てくれている子どもたち、レッスンのないこの期間もきっとおうちでたくさん絵を描いているんじゃないかなと想像しています。
どんな画材を使われていますか?クレパス、色鉛筆、時には絵の具もアリでしょうか。中でも、サインペンは手軽で使いやすいので、多用されているのではと思います。ゆえに、スカスカにかすれてもう色が出なくなっているかも、、でもせっかくなのでサヨナラの前にもうひと遊びしましょう!
**サインペンの色水づくり**
これは特別な実験ですよ。かすれたサインペンを使うのでいつも出来るわけではありません。急がず慌てず、ゆっくりとした気持ちでやってみましょう。
無色の透明な瓶やペットボトルに、使用済みの水性サインペンの先を浸します。水をぐるぐる掻き回さないように、そっと、です。そうすると、溶け出したインクの帯がゆら〜〜り、と落ちてきます。カタツムリくらいのゆっくりさです。白い紙を下に敷いたり、明るい窓辺のそばに置くと、色が映えキラキラとより美しく感じます。時々そっとペンを入れ替えると、色の帯がハーモニーを奏でます。
ゆっくりゆったり、目の前のものが時間をかけて変化していくさまを、ただ眺めて過ごすこと。それも実は結構心がワクワクすることですね。
さて色水ができたら、瓶に入れたまま飾って楽しむのもいいですね。でももし遊び心がうずうずしたら…ジュースやさんごっこ(飲めません!)、色まぜ実験、凍らせてみる、キッチンペーパーを浸して染める、スポイトで紙の上に垂らして揺らすなど…(お部屋にこぼす心配があるときは、お風呂場で)。なにか造形物ができなくても、豊かな発想や遊びが繰り広げられるのもいいなと思います。もちろんおうちの中なので無理のない範囲で。そして遊んだ後は、きちんと後片付けをしましょう。サインペンさんにありがとう、の心をもって終えられると、気持ちがいいですね。