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絵を描く=常に考える

カテゴリ:中高生クラス

  • 作成:辻悦子

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中高生クラス アシスタント:中村朝咲(武蔵野美術大学)

秋も深まりいよいよ冬の気配が近づいてきました。土曜日クラスも、今制作している枯れ物をモチーフにした作品が大詰めを迎えていて、徐々に完成に近づいています。

 

二時間という短い時間の中、今日は何をするのかという事を明確にして、制作に取り組んでいるように思えます。絵を描くという事は常に考えるという事だと思います。集中できていないときの筆ののせ方と、絵とよく向き合っているときの筆ののせ方、その時は違いがよく分からなくても、時間をおいて見ると、その差がよく見えたりします。絵は行ったり来たりの繰り返しです。時間と上手に付き合って自分の考えを見つめることが大切だと思うのです。土曜日クラスの生徒さんはそれがよくできているように思います。人数が少ないということもあって、ゆとりをもって自分と向き合うということができている気がします。

 

また油絵と並行して行っている鉛筆デッサンも物を見るとはどういうことか考えるきっかけになっていると思います。違うモチーフを描くたびに新しい発見がある、それを油絵に活かそうとしているのが、絵を見ているとよく分かります。どんどん成長していく生徒さんを見て、私も頑張ろう!と触発される日々です。今制作している作品は3月の展覧会に展示されますので、皆様是非見に来て下さい!

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