おとな 色鉛筆/戸惑いの重色
カテゴリ:色鉛筆画
- 作成:横山 大河
土曜日午後おとなクラスの方々の作品が完成しましたので、作品と共に生徒さんの感想をご紹介します。
このクラスは通常日本画クラスとなっておりますが、みなさんキャリアを積んできたので、今年度は色の表現の幅を広げるために色鉛筆を使った重色での色の作り方を学んで頂いています。
今回は「色鉛筆」と日本画クラスの方になじみのある「顔彩」を併用する方法で制作して頂きました。
いつもと違う画材・方法で戸惑いもあったかと思いますが、それぞれ描いていく中で何かを掴み、とても素敵な作品が完成しました。
<生徒さんの感想>
○ H.S. 様
反対色(補色)を使い陰影を作っていく過程で、思いがけず暗くなり過ぎる事がありました。
これから、もう少し上手に反対色を使う技法に慣れたいと思います。
○ Y.S. 様
アトリエ5で絵を習い始める前は色鉛筆が大好きな私でした。
油絵や日本画の面白さを経験してからはすっかり忘れていた記憶です。
今回、色鉛筆のレッスンを受け、その奥深さや難しさをひしひしと感じ、モチーフと格闘してやっと仕上げる事ができました。
日本画の技法(胡粉を使用)も取り入れながら描く事ができたので、使い方を間違えなければ画材に垣根はないのだという事も身をもって体験できました。
○ K.K. 様
初めての色鉛筆画ですが、今までの描き方とまるで異なっているため、驚きと戸惑いの連続でした。
しかし、色の重ね方によって思わぬ色彩となり、感動しました。
色鉛筆の深さと行く道のはるかさにどこまで辿り着けるのか。
ワンダーランドに入り込んだ気分です。頑張ろう!!
今回は皆さん初めての色鉛筆での本格的な制作だったので、ご感想にもある通り戸惑いを感じる部分が多くを占めていたと思います。
ですが、完成作品にも既に出ている通り、戸惑いながらも自分なりに色を重ねて行くうちに、ただ漠然と色を塗っているだけでは出ない深い色合いが表現できています。
ここから、色々なモチーフを描いていく中で、技法に対する戸惑いもなくなり、それぞれの個性がもっと色合いに出てくるかと思います。
これからどんな作品ができるのか講師の私自身もとても楽しみです!